オカダMVP&ベストバウト2冠 50周年&猪木永眠イヤーのプロレス大賞
15日の選考会により『東スポプロレス大賞2022』受賞者が決定した。前年と同様に「オンライン会議での選考」となった。選考に携わったマスコミが16日付の朝刊紙に選考結果を掲載している。
2021&2022年の受賞結果 東スポプロレス大賞
▼受賞結果 東スポプロレス大賞(2年分)
2021年 | 2022年 | |
MVP | 鷹木信悟(新日) | オカダ・カズチカ(新日) |
ベストバウト | 潮崎豪vs.武藤敬司(2・12武道館/ノア) | オカダvs.ウィル・オスプレイ(8・18武道館/新日) |
最優秀タッグ | タイチ&ザック・セイバーJr.(新日) | ジェフ・コブ&グレート-O-カーン(新日) |
殊勲賞 | ジェイク・リー(全日) | 宮原健斗(全日) |
敢闘賞 | 竹下幸之介(DDT) | グレート-O-カーン(新日) |
技能賞 | グレート-O-カーン(新日) | エル・リンダマン(GLEAT) |
新人賞 | 荒井優希(東京女子) | 安齊勇馬(全日) |
女子プロレス大賞 | 林下詩美(STARDOM) | 朱里(STARDOM) | プロレス大賞栄誉賞 | アントニオ猪木さん |
オカダは前半にIWGP世界ヘビーを4度防衛。さらに夏の最強決定戦「G1」を制し、50周年の新日プロの顔となった。「G1」決勝でのオスプレイ戦も圧巻で、ベストバウト獲得となっている。
オカダが2冠ならグレート-O-カーンも最優秀タッグと敢闘賞の2冠となり、マット上と東スポ紙面上の活躍ぶりが受賞に結びついた。アントニオ猪木さんのプロレス大賞栄誉賞は史上初の設置となる。
事前のファン間ではオカダをMVP有力としつつも小島聡が何らかの賞を獲ると見られていた。
あなたが #東スポプロレス大賞 選考委員だったとしたら#プロレス大賞 #tospo #njpw #ajpw #noah_ghc #stardom
2022年🏆MVPに推すのは?
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 9, 2022
ノアで活躍した小島、あるいはノア勢の受賞がないことには異論を唱えるファンも多くなりそうだ。
【推移】団体別 昨年「ブシロードvs.サイバー」2強から今年「ブシロード」1強に
団体別受賞数の推移。2019→2020→2021→2022年。
新日プロ (19)3(20)3(21)3(22)4
全日プロ (19)2(20)0(21)1(22)2
NOAH (19)1(20)2(21)1(22)0
DDT (19)0(20)1(21)1(22)0
ドラゲー (19)1(20)0(21)0(22)0
STARDOM (19)1(20)1(21)1(22)1
東京女子 (19)0(20)0(21)1(22)0
グレイト (19)0(20)0(21)0(22)1
選出ナシ (19)0(20)1(21)0(22)0【2019年】
新日プロ 3(MVP・Bバウト・技能)
全日プロ 2(タッグ・殊勲)
NOAH 1(敢闘)
ドラゲー 1(新人)
STARDOM 1(女子)
▼ ▼ ▼
【2020年】
新日プロ 3(MVP・Bバウト・敢闘)
NOAH 2(タッグ・殊勲)
DDT 1(技能)
STARDOM 1(女子)
選出ナシ 1
▼ ▼ ▼
【2021年】
新日プロ 3(MVP・タッグ・技能)
全日プロ 1(殊勲)
NOAH 1(Bバウト)
DDT 1(敢闘)
STARDOM 1(女子)
東京女子 1(新人)
▼ ▼ ▼
【2022年】
新日プロ 4(MVP・Bバウト・タッグ・敢闘)
全日プロ 2(殊勲・新人)
グレイト 1(技能)
STARDOM 1(女子)
昨年⇒今年でブシロード系(新日プロ・スターダム)が受賞4⇒5、サイバーエージェント系(ノア・DDT・東京女子)が受賞3⇒0となった。昨年の「ブシロードvs.サイバー2強」は企業プロレス時代かと思われたが、ブシロード1強となる。新日プロ50周年ではあったが、この“集中”は意外でもある。また、新日プロと同じく50周年の全日プロは2部門受賞で躍進した。
【推移】部門別 新日プロ選手「MVP」12年連続。昨年途絶えた新日プロ試合「ベストバウト」は“復活”
新日プロ選手「MVP」は12年連続。昨年に新日プロ試合「ベストバウト」は6年連続ならずとなったが“復活”した。
なお、オカダのMVP5度目授賞は猪木(6度)に次ぐ2位。4度獲得の天龍源一郎、武藤敬司、棚橋弘至を抜いた。
▼東スポプロレス大賞「MVP」「ベストバウト」推移
MVP | ベストバウト | |
2008年 | 武藤敬司 | 丸藤正道vs.近藤修司 |
2009年 | 棚橋弘至 | 葛西純vs.伊東竜二 |
2010年 | 杉浦貴 | 田口隆祐&プリンス・デヴィットvs.飯伏幸太&ケニー・オメガ |
2011年 | 棚橋弘至 | 小橋建太&武藤敬司vs.矢野通&飯塚高史 |
2012年 | オカダ・カズチカ | 棚橋弘至vs.オカダ・カズチカ |
2013年 | オカダ・カズチカ | 中邑真輔vs.飯伏幸太 |
2014年 | 棚橋弘至 | オカダ・カズチカvs.中邑真輔 |
2015年 | オカダ・カズチカ | 天龍源一郎vs.オカダ・カズチカ |
2016年 | 内藤哲也 | オカダ・カズチカvs.丸藤正道 |
2017年 | 内藤哲也 | オカダ・カズチカvs.ケニー・オメガ |
2018年 | 棚橋弘至 | オカダ・カズチカvs.ケニー・オメガ |
2019年 | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカvs.SANADA |
2020年 | 内藤哲也 | オカダ・カズチカvs.内藤哲也 |
2021年 | 鷹木信悟 | 潮崎豪vs.武藤敬司 |
2022年 | オカダ・カズチカ | オカダ・カズチカvs.ウィル・オスプレイ |