海野翔太に突きつけられた不信任案 ドームでの挑戦は強行されるのか
4日、新日本プロレスが『POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜』エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)大会を開催した。
このままIWGP世界ヘビー挑戦者は1・4海野翔太、1・5リコシェになる…!?
<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]●鷹木信悟
29分28秒 セイバードライバー(you’ve been tangoed special)→片エビ固め
[第11代王者]〇ザック・セイバーJr.
※ザックが2度目の防衛に成功
海野「ザックさん、俺は(G1クライマックスに続いて)またアナタに勝ちたい。俺には、そのIWGP世界ヘビー級王座が必要だ。アナタに挑戦したい!」
ザック「ショータくん、いつでもいいよ。頑張ってね(海野は退場)」
リコシェ「(スワンダイブのラリアットを見舞い)1月5日『WRESTLE DYNASTY』で、そのIWGP世界ヘビー級王座に挑戦する」
海野が戻ってきてリコシェを牽制。海野「お前の噛ませ犬じゃねえんだ」。リコシェ「なんだ、コノヤロー!」と言いつつ、退場。しかし、リコシェに怒りのザックは海野を場外に投げ飛ばして、リコシェに対して吠える。
海野が再びリングイン。ザックにデスライダーを放ち、「お前の噛ませ犬じゃねえからな! 俺から目をそらすんじゃねえよ!」と叫ぶ。
このままIWGP世界ヘビー挑戦者は1・4海野翔太、1・5リコシェになる…!? 各媒体は既定路線のように報じたが、バックステージコメント含めても「海野の挑戦大会は明言されていないのでは」とファンはザワザワ。
“順当”でありながらも“不信任案”が突きつけられたようだった。10・14両国国技館においてザックに対し挑戦表明したのは海野、SANADA、鷹木信悟。以降にSANADAと鷹木は実際に挑戦した。唯一残った海野はこの日にSANADAを破り、メイン後にリングに歩を進める。
ファンにも想定内なはずだったが、“ドームでの挑戦”濃厚となるタイミングなだけに「機は熟していないだろう」というブーイングが発生。SANADA戦では声援で海野が大きく上回っていたところからの一転には違和感があった。それほどまでに、ファンが考える「ドームで挑戦」という敷居は高かったのだ。
ザックはバックステージで「あいつ(海野)は俺が今年リベンジしないといけない最後のヤツだ」と、G1での敗戦を口にした。この論拠でザックが逆指名していたなら、まだ観客の反応は違ったのかもしれない。
ただ、挑戦表明でブーイングを浴び、そこから実際に挑戦という例自体はある。凱旋帰国して即、棚橋弘至に挑戦表明したオカダ・カズチカもそうだった(2012年、挑戦表明はドーム、試合は大阪府立体育会館。オカダが王座奪取)。
ファンに支持された中で戴冠そして防衛していける存在になるのは、選手でもほんの一握り。新日本では、武藤敬司、棚橋弘至、オカダ・カズチカ、内藤哲也といった面々がブーイングを歓声に変えていった。海野が同じ道を歩めるのかどうかは定かではないし、時間もかかっていくことだろう。アプローチ方法も実に様々であり、それは自身で悩み抜いてつかむしかない。
「ドームでの海野の挑戦はあり得ない」と怒るのがファン感情かもしれないが、「どうブレイクするかの過程を見逃したくない」と楽しむのがファン特権でもある。いったんはカード正式発表待ちだ。
(大会ベストバウト投票)あなたがよかったと思った試合は?
ベストバウト投票アンケートの実施となります。
(2024年11月6日(水)24時まで受付)
※1端末から1回有効。やり直しは可。複数回投票の場合は最新回分の選択肢・コメントに上書きされます。
(大会結果)新日本プロレス POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜 11月4日(月祝)エディオンアリーナ大阪
■新日本プロレス POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜
日時:11月4日(月祝)15:00
会場:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館) 観衆3773人(主催者発表)
[(大会速報)新日本プロレス POWER STRUGGLE〜SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜 11月4日(月祝)エディオンアリーナ大阪]
<第0試合> ※14:30開始予定
●嘉藤匠馬
カピタン・スイシーダ
タイガーマスク
6分55秒 エターナルドロップ→片エビ固め
ニンジャ・マック
〇ザ・DKC
YOH
<第1試合>
●村島克哉
パリ・デ・シルバ
ジュード・ロンドン
ケビン・ナイト
KUSHIDA
6分14秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め
〇ゲイブ・キッド
ドリラ・モロニー
クラーク・コナーズ
ロビー・エックス
石森太二
<第2試合>
ドラゴン・ダイヤ
田口隆祐
●本間朋晃
矢野通
7分2秒 マキシマム ザ ホールディング 第二形態(ダイスケはん命名)
BUSHI
〇高橋ヒロム
辻陽太
内藤哲也
<第3試合/スペシャルタッグマッチ>
〇成田蓮
EVIL
7分26秒 横入り式エビ固め
●ボルチン・オレッグ
棚橋弘至
※残酷! EVILが棚橋を“生前葬”! 大岩が成田に挑戦表明! さらにコブも登場…!
<第4試合/スペシャルシングルマッチ>
●SANADA
16分41秒 デスライダー→片エビ固め
〇海野翔太
<第5試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者]HENARE 〇グレート-O-カーン
11分11秒 Imperial Drop→体固め
[第104代王者]シェイン・ヘイスト ●マイキー・ニコルス
※ニコルス&ヘイストが2度目の防衛戦
<AEW ケニー・オメガが来場>
ケニー・オメガが1.5東京ドームでの復帰をファンに予告!
<第6試合/「SUPER Jr. TAG LEAGUE 2024」優勝決定戦>
[Aブロック1位] 藤田晃生 〇ロビー・イーグルス
15分20秒 エビ固め
[Bブロック1位]フランシスコ・アキラ ●TJP
※イーグルス&藤田が優勝
※大混乱! イーグルス&藤田のIWGP Jr.タッグ挑戦表明にWAR DOGSが実力行使…!
<第7試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]〇マスター・ワト
22分07秒 レフェリーストップ
[第97代王者]●DOUKI
※DOUKIが4度目の防衛に成功
※王座を死守したDOUKIに“前王者”デスペラードが対戦要求!
<第8試合/IWGP GLOBALヘビー級選手権試合>
[挑戦者]●タイチ
23分22秒 オーバーキル→エビ固め
[第3代王者]〇デビッド・フィンレー
※フィンレーが4度目の防衛に成功
※衝撃! SANADAがタイチにデッドフォール敢行! フィンレーは次期挑戦者に辻を指名!
<第9試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]●鷹木信悟
29分28秒 セイバードライバー(you’ve been tangoed special)→片エビ固め
[第11代王者]〇ザック・セイバーJr.
※ザックが2度目の防衛に成功
※海野の挑戦表明に大ブーイング! “新たな刺客”リコシェも降臨!