藤原喜明が喜寿 佐山サトル「藤原さんの強さが僕たちの自信になった」
藤原喜明の77歳を祝うチームフルスイング主催『藤原喜明 喜寿イベント』が25日、ベルサール西新宿にて行われた。新日本プロレスおよび旧UWFでの絆で知られる佐山サトル、前田日明がゲストとして駆けつけている。司会は流智美氏が務めた。
アントニオ猪木から「俺、勝てるかな」。モハメド・アリ戦前の練習パートナーを務めた際に
イベントは、藤原と前田の間で、新日本プロレス時代のバカ話に花が咲きまくる、いつもの展開となる。年齢による健康事情さえも笑いに変えていく。藤原が得意の調子で豊富な女性関係(?)を語り、前田にも「最近はどうなんだ」とツッコミ。一部ファンには知られていることではあるが、前田は「俺はバツ2で今は一人暮らしですよ」という言い回しで近況に触れた。
そこに佐山が新たに到着し、藤原に花束贈呈だ。

佐山 藤原さんがいたから自分はここにいる。恩人です。こんな強い人がいたんで僕はプロレスラーが大好きになりました。この強さが僕たちのプライドになって、自信になって、新日本プロレスを動かせていけたと思います。前田選手も僕も藤原さんの下で勉強したからUWFがありました。(会場拍手)
藤原「レスラーというのは、ファンの前に出ると力がみなぎるんだよ」。体調が不安視されることも多い佐山だが、この日はガッツポーズも力強い。




佐山は次の所用があるため、ここで特典付シート購入77名との4ショットタイムとなる。撮影を終えた佐山にドヨメキ。登場の際は車椅子だったのに、自身で歩いて佐山は引き揚げたのだ。

イベント自体の終了と勘違いした藤原と前田だったが、主催者より「お二人はあと20分」と告げられ、しばらく他愛のない話に逆戻り。趣向を変えようと、藤原の世話を30年間務めている女性マネージャーを呼び寄せる。藤原からエピソードが語られた。
藤原 うちの女房死んだのが2年ちょっと前でね。1週間に1回、掃除に来てくれるんだけど、いつも『ありゃま汚いわね』ってネコのトイレの世話もやってくれる。こういうことがあって…猪木さんの葬式(アントニオ猪木が2022年に逝去)にね、俺、行きたくないって。なんかパーティーみたいなさ、騒いでどうのこうのって。お前ら本当に好かれてる人ばっかりじゃねえぞと思ってね。そしたら『行ってください。行きなさい。後で後悔しますから』って。『おおそうだな』と思ったんだよ。ありがとう。ハッキリ言ってくれる人って必要なんだ。
その猪木との強い関係性には一目置いていたことが、前田からも告げられる。50年前のモハメド・アリ戦前には、藤原は「俺、勝てるかな」と問われたという。
藤原 (猪木に返事として)勝てますよ、勝てますよって言ったんだよね。コンディションの練習やってるときに、ビール飲んじゃダメだってことだったんだけど、ビール1杯だけコップにキンキンに冷やして出して『おつかれさまでした』って。そしたらニコッと笑って『1杯だけだぞ。ありがとう。あーうまいなあ』って。猪木さーん、俺もすぐ行くから、待ってて(会場笑い)。あと…20年くらいしたら(会場大笑い、拍手)。
前田 昔はね、テーズ(ルー・テーズ)さんとかゴッチ(カール・ゴッチ)さんとか見てて。やっぱり超人だよな、60でもやってるよ。70代もやってるよって言ってたんですよね。俺たちはいつまでいるんかなとか言いながら練習頑張ったんですけど。もう気がついたら、藤原さんはまだやってるんですよね。それだけ俺ら本当に基礎トレーニング、世界一のことやってたんですよね。60になっても 70になっても、膝が悪くなろうが首悪くなろうが腰が悪くなろうが、リングに立ったら普段できない動きをして。お客さんの喝采を浴びて『やっぱりレスラーはすごいな』って思ってもらえるように頑張ってリングを降りてく。もうそういうことがなんかもう身についちゃってんですよね。藤原さんも何回も『いやあ、いい人生だった』とか何言ってんだと思うんですけど。でもそう言いながらね、これがね、次は88。その次は99っていう。『あいついつまで生きてんだよとかって言われてから死ぬ』とか言ってるんですよ。だから次は88。猪木さんがアリ戦のときに『俺、勝てるかな』って言った話、いま初めて聞きましたよ。長いつきあいなのに。ああそうだったんだと思ってね。その情景が目の前に思い浮かぶようなね、リングに上がるだけじゃなくてそういう、あの昭和のいろんな競争が激しい頃に、プロレスをトップスポーツに押し上げたその頃に、リングの中に何があったのか。語り部としてね、藤原喜明という人間がこの世の中の大事な一人になるんじゃないでしょうか。もっと頑張って長生きしてもらいたいです。今日はありがとうございました。(会場拍手)
藤原 最後に僕の一番嫌いな前田日明から(会場笑い)、こうやって素晴らしいお言葉をいただいて、あー俺の人生も生きた甲斐があったのかなと。でも一番やっぱり感謝するのは、今日この連休の中、来てくれた、この全員だな。もっとやることがあったろ!!(会場笑い) 本当に今日、ありがとうございました。(会場拍手)
特にプロレス界というのは、長い時間をかけて刻々と変わる関係性というものがある。かつて同じ船に乗った間柄でも、笑顔で会うことが叶わない場合も多い。だからこそ、こうしたビッグな顔ぶれが集結するのを目にし、4ショットが撮れるのはプレミアだ。参加者は笑顔で貴重な時間を堪能していた。
















