ビクトリア弓月「強い人と闘ってこそ」 ベルト落とすも岩谷麻優戦を糧に
デビュー1年半をスーパーフライ級王者として迎え、挑戦者に“憧れの人”岩谷麻優を指名する。5月24日、代々木決戦で敗れこそしたものの、ビクトリア弓月がまた経験値を上げてみせた。マリーゴールド1周年シリーズ内で開催される6・17後楽園ホール大会カード発表会見時に明かした胸の内とは? 背番号1番は止まることがない。
(6日、カクトウログ取材)
岩谷の技の正確さと威力に舌を巻く。「悔しい感情で、試合後は大号泣でした」
カクトウログ 5月24日、代々木大会。「自分が麻優さんから必ず勝って言葉を現実にしていきます」との決意で臨んだタイトル戦ですが、“憧れの人”の壁は厚いものでした。
ビクトリア弓月 負けました。でも(少し考えて)…でもいまの自分は麻優さんに見せつけられたんじゃないかなっていうふうに思ってるので。悔しさはもちろんあります。

カク 前団体で(岩谷と同じ)ユニット入りしたときとは違う自分をぶつけることができたと。
弓月 格段に成長した自分というものを少なからず麻優さんに見せつける、刻み込むこともできたと思ってます。
カク 試合を拝見して、少し合わせ鏡というか、憧れが試合スタイルにも表れるところはありました。

弓月 フフフッ。闘う前からわかっていることで。ただ闘ってみて技の威力だったりとか、正確さとか、やっぱりこう…ちょっと(自分の方が)劣るものがあるなっていうふうには闘いながらわかったので。強い人と闘ってこそ課題もわかるんで。また新たな自分の誕生につなげられるのかなと思っているんです。
カク 技を食らってしまうことで、岩谷選手は正確に打ち込んでくるという。
弓月 正確でもありますし、威力もあります。何て言うんですかね、一発で決めにくるところ、そういうところでも差をちょっと見せつけられたとは思います。
カク 若干、傷口に塩を塗るような質問にはなりますが、3段階式ムーンサルトまでパクられてしまいました。(自身の3発目は岩谷に足を立てられ、逆に岩谷には決められてしまう)

弓月 フフフッ。でも予告してたじゃないですか。
カク パクり返し(パクられていた岩谷がお返しを一部媒体で予告)というような。
弓月 まさかが現実に…屈辱ですね。3段式ムーンサルトプレスもそうですけど、それで負けたっていう。いろいろ悔しい感情で、試合後は大号泣でした。(写真:バックステージ時点では気丈にコメントを出していた。このあとこみ上げるものがあったということ)

カク (このインタビュー時点では笑顔の弓月選手に少し安心しつつ)そうだったんですね。
弓月 はい。
カク これもまた、前回のインタビューで話題になった松井珠紗選手が。
弓月 そうですね。
カク 彼女なりのぶつかりかたをしていて(5日、岩谷のスーパーフライに挑戦)。
弓月 (岩谷の)セコンドで見てました。試合後のマイクでも言いましたが、いちばん近くで学んでいきたいというところがあるので。盗むというレベルじゃなくて、自分の成長につないでいきたいとあらためて思いつつ、セコンドにつきました。
カク マリーゴールド自体はダークネスレボリューションしかユニットがないんですけれども。
弓月 はい。
カク チラホラと『ユニットをどうしよう?』みたいな声も聞かれるんですけれども。そこはお考えとか、弓月選手にはあるのでしょうか。
弓月 ユニットがあったらこう、なんて言うんですかね…やっぱ楽しそうですよね。
カク 楽しそう!! 斜めからの答えが。
弓月 そうですか!? 私はユニットがないのが初めてなので。
カク まあそうですね。
弓月 いろんな人とタッグができすぎて、逆に『気まずい』んですよ。組むたびに『学びたい』と思ってしまうことが多くて、いつも本心なんですけど(笑)。本当にもうトップ選手の間に入って試合ができていることは、これはこれでいいことなんですけど。ユニット、どうなるんでしょうね。
カク 弓月選手がリーダーになればいいんじゃないですか。
弓月 エッ!?
カク (笑)
弓月 このキャリアではさすがに引けちゃいます(笑)。
カク キャラ的に突っ張っているのに(笑)。
弓月 実はチキンなんで(笑)。いやでも、私は生意気ですけど、さすがにそこまでは…!?
カク では岩谷選手をそそのかして、つくってもらう。
弓月 まずは近くで学んでいきたいですね。

カク 次回の後楽園は若手世代のタッグ対決の趣がありますが、若手としての気持ちも大事にしながら、次の獲物を物色してる感じですか。
弓月 そうですね。ベルトを落としたことを悔やんでいてもしょうがないので、新たな目標っていうのを自分で見つけ出して。それに向かっていかなきゃいけないっていう気持ちにはなってるので。
カク わかりました。一方で『(スーパーフライ級規定の55キロまで)体重を落とす必要がなくなったという安心感もあるんでしょうか。
弓月 フフフッ。でも体重は…そうですね。まあそれはちょっと少なからず(笑)。体重を落とすのはけっこう…私は食べるのが好きなので。間食が多すぎて。
カク では、ほどほどに。
弓月 はいッ。
カク 再びタイトル戦線に浮上することを期待しておりますので。
弓月 頑張りますッ!!

(弓月会見コメント)カード情報 Marigold Burning Desire 2025 6月17日(火)後楽園ホール
■マリーゴールド Marigold Burning Desire 2025
2025年6月17日(火)後楽園ホール
6:30PM
〈決定カード〉
◆マリーゴールドvsマーベラス団体対抗戦
6人タッグマッチ
林下詩美&岩谷麻優&山岡聖怜 vs 彩羽匠&彩芽蒼空&暁千華
◆ツインスター選手権試合
(王者チーム)川畑梨瑚&Maria vs
(挑戦者チーム)桜井麻衣&ちゃんよた
※マゼンタは初防衛戦
◆シングルマッチ
青野未来 vs 山中絵里奈
◆MIRAI&山崎裕花vs 後藤智香&勇気みなみ
◆ビクトリア弓月&田中きずなvs 瀬戸レア&南小桃

南小桃「はい、マリーゴールド背番号2番、南小桃です。後楽園ホールのカード、この若手のメンバーで、この中だと私がいちばん遅れを取ってるなと思っているので、ここで私が勝ちたいですし、ここで存在感、勢いをつけていきたいと思っています。お願いします」
瀬戸レア「マリーゴールド背番号0番、瀬戸レアです。最近、自分もですし、小桃もですし、ファンから急成長していると言われている2人です。ひとまわりふたまわり大きくなった自分でビクトリア弓月からスリーを取りたいと自分は思っています。お願いします」
田中きずな「はい、マリーゴールド背番号6番、田中きずなです。今回はマリーゴールドの中で4人での試合ということなんですけど、弓月と私はずっと組んできているし、ここで弓月と組めるからには2人に負けるわけにはいかないなと思っています。瀬戸レアには前回弓月とタッグを組んで試合をしたときに自分がスリー取られているので、いま瀬戸レアは弓月のことしか言ってませんでしたけど、私は瀬戸レアから私が取る気でいます」
ビクトリア弓月「はい、マリーゴールド背番号1番、ビクトリア弓月です。このカード、同世代の対決。同世代の対決だからこそ私がここで勝って、同世代の先頭を突っ走っていきたいなと思ってます。そしてきいたんとのタッグ力を継続していくのももちろんですが、ビクトリア弓月、個人の力もしっかりぶつけていきたいと思っています。以上です」
プロフィール ビクトリア弓月
♯1 ビクトリア弓月
Victoria Yuzuki
未来への懸け橋
◆生年月日:2005年2月1日
◆出身地:愛知県名古屋市
◆身長:160㎝
◆体重:56㎏
◆デビュー戦:2023年11月17日、アゼリア大正(vs渡辺桃)
◆得意技:ローリング・アロー、三角飛びフェイス・クラッシャー
◆タイトル歴:ルーキー・オブ・スターダム2023、スーパーフライ級選手権
◆9年間続けた柔道や運動神経の良さを活かして飛び出したスーパールーキー。その堂々たるたたずまいと身体能力でHANAKOを破り新人王を獲得。秀逸な才能はマリーゴールドの未来を感じさせる
2023年11月17日~スターダム
2024年5月20日~マリーゴールド


















