松井珠紗「自信がなかったんですよ、今思えば」 松井カワイイの現在地
23日の後楽園ホール大会では初代3Dトリオス王座(新設された6人タッグ王座)決定トーナメント決勝戦に臨む松井珠紗。現ツインスター(タッグ王座)保持からの二冠達成に王手をかけた。ヒールユニット『Darkness Revolution』に加入して1年経過した“松井カワイイ”の現在地をさぐる。
(19日、記者会見後に独自インタビュー)
『Darkness Revolutionに導かれた私は大きく変われた』コメントの真意とは
カクトウログ キャリア7年目でベルトが獲れていないという話をしたのが昨年の7月取材。10月の戴冠(2025年10・26両国国技館でツインスター王座奪取)、おめでとうございます。
松井珠紗 ありがとう。
カク チャンピオンになってまわりの反応はいかがでしたか。
松井 すごく嬉しいことに、ここまで私のベルト姿を待ち望んでいた人がいたんだと。
カク それはお友達だったりファンだったり。
松井 そうですね。ただ…きっと私のファンじゃない人も、私のベルトを嬉しがってたんじゃないかな。
カク と言いますと。
松井 8年目になりまして私、11月で。8年間、私を見てきた人も中にはいる。で、直接こう言ってこなくても『ようやく松井、一個報われたね』っていうのはヒシヒシと感じたり。『辞めたい』って思ったことは正直ないんですけど、あらためて『つづけてよかったな』っていうのをベルト獲ったとき、やっぱめっちゃ思いましたね。
カク 最近のツイートでは『Darkness Revolutionに導かれた私は大きく変われた!』というコメントありましたけど、それは具体的にどう変われた。
DarknessRevolutionに導かれた私は大きく変われた!それまでの迷いが嘘のように!
ノザキ様の指導がありCHIAKIとタイトルを獲れて今突き上げてくるレアがいる。
合流してたった1年だけどD_Revoでの1年はとにかく、楽しい❤️🔥3Dのベルト戴冠は我々の1つの解答になるだろう#pw_mg #D_Revo pic.twitter.com/t5a6UD29HM
— 松井珠紗 Matsui Misa (@maissa5171) February 17, 2026
松井 今までは…うーん自信がなかったんですよ、今思えば。ダークネスに入って『自由でいいよ』と。『自由に楽しむことがウチらのモットーだから』って。一緒にやらせてもらって、ダークネスで活動することによって、自信がついた。今はとにかく楽しくて楽しくて仕方がない…ってことがたぶん見てる人にも伝わっているんじゃないかなと。
カク 実際に入ってから気づくことが多かった。
松井 そうですね。その方が圧倒的に多かったから。
カク 実際の試合もありましたし、野崎様(野崎渚)の指導っていうのも。
松井 はい。
カク あったかと思うんですけれども、試合で意識することが変わったりすることもありましたか。
松井 ダークネスの楽しさが自身のパワーにもなるし、自身のダークネスへの貢献がやりがいになる。いいことづくめじゃないですかね、これは。
カク その成果を1つ証明するのが(初代王者組決定戦に進出となった)3Dのベルトということに。
松井 タッグをCHIAKIと巻いてますけど、(瀬戸レア、野崎との)“3人”となるとより結束力が試されるものだと思うので、そこは『巻かなきゃいけない』と思ってますね。
[調印書にサインするも“出席者1人”の相手チームを見つめる松井はこの表情。司会が成立をアナウンスしたが「いやいやいや成立してないだろ」]




カク Twitterでも今日の会見でもやりとりがあり、翔月なつみ選手が『初代のチャンスを奪ってやる』という嫌な言い方をしています。(2024年7月13日、両国国技館にて初代スーパーフライ級選手権王者決定戦。翔月が松井を下したが、再現するという意味)
松井 いや燃えますけど、すごく。ま、でもね、相手チーム(翔月、桜井麻衣、山中絵里奈)はずっと組んできたわけでもない。たかが年齢層が同じ…別に個々を認めてないわけじゃないですよ。桜井にも翔月にも何回も負けてますから。でも結局3人のベルトだから…個々じゃないだろうと。ダークネスの結束には勝てないですよね。
カク 結果は見えていると。
松井 はい。個々だけだったらね、翔月なつみとの対戦はすごい楽しみなところもありますけど。まあ今回はそれじゃないんで。ダークネスの結束を見せつける。そういうタイトル戦になるんじゃないかな。
別に私、見栄えのする投げ技、飛び技…そういうもので勝負してないので
カク ちょっと3Dには関係ないんですけど、松井選手の試合で印象に残っているのが12月20日の渋谷区スポーツセンター、橘渚戦で。
松井 ええっ。
3 #pw_mg 渋谷
⚪️松井珠紗(9分11秒、フライング・ニーアタック→片エビ固め)⚫️橘渚
橘が復帰戦を迎えるも、松井が余裕シャクシャク。攻防以前の「身のこなし」で格の差を見せつけ、レスラー力をもって観客を魅了していく。対する橘もダイビングなどで躍動したが、勝利には届かなかった。 pic.twitter.com/V5LHozA5le
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) December 20, 2025
カク 直接相手にダメージを与える技っていうだけのパフォーマンスじゃなくって、フォールをあえてブリッジで返したり、身のこなしで『レスラーとしてのクオリティが自分は他の選手と違うぜ』と主張しているかのような試合かのように。
松井 あら。
カク 見えまして。
松井 あらら。
カク 自然とそういう試合になったのか、何か主張したくてああいう試合になったのかはわからなかったんですが、聞いてみたいと。
松井 え~何なんでしょう。別にあの日に何かを見せようとか、橘渚個人に何かあるわけでもけっしてない。まあ自然に出ちゃったのかなあ。まあ近頃、橘は“上がってきてる”なと。個人的にも…まあみんなもたぶん思ってるでしょうけど。そんな伸びてる鼻を潰してやろうかと思ったのかもしないですね(笑)。
カク 思ったかもしれない(笑)。
松井 技じゃねえぞと、プロレスは。
カク 無言の主張というものも。
松井 フフフッ。あったのかもしれないですね。別に私、そんなダイナミックな飛び技とかがあるわけじゃない。見栄えのする投げ技、飛び技…そういうもので勝負してないので。
カク (大技ではない構成で視線を集めた試合)だからこそ記憶に残ったんでしょうね。なんか“いい意味”でいやらしかった。
松井 ありがとうございます(笑)。
カク なんと先日は林下詩美選手からヨーロピアンクラッチでフォールを奪う(2・7八王子)という。「同期」という発言が。
八王子で同期林下詩美からスリーカウント
私は八王子の中学を卒業している。八王子市の教育レベルが今日の私のスマートな勝利に繋がったわけだ。
今まで手の届かなかった同期よ。松井の旬はこれからだから#pw_mg #D_Revo pic.twitter.com/S52dUSAxXr— 松井珠紗 Matsui Misa (@maissa5171) February 7, 2026
カク いつか勝ってやるという思いがあったんですか。
松井 いや~~~あのね~~~手が届かない存在で。まあダークネス入ったあとに自信がついたなんて言ってますけど、でも林下詩美は“格”が違うなあという…それは感じていて。八王子に関してはもう、こいつに一泡吹かせようとか、そういうものよりずっと『ダークネスレボリューションを今日、勝利に導かなきゃ』っていう使命感の方が強くて。一生懸命で…一生懸命って言うとなんだか(自分の言葉にウケて笑い)。でももう、私の一生懸命でしたね。それが結果的に『大金星』って言われるカタチなんで。本当は同期だから『大金星』って悔しいですけど、結果は結果なんでようやく、一個並べたんじゃないかと。
カク なるほど。1つのダークネス愛の結実もあったんですかね。
松井 そうですね。
カク タッグは戴冠し、3Dも王手をかけた状態です。シングルの戴冠が。
松井 うんッ。
カク 見たいですよね。
松井 そうですよね。私もそう思うんですよ。
カク もちろんビクトリア弓月選手であり。
松井 うんッ。
カク 岩谷麻優選手であり。
松井 うんッ。
カク ターゲットにしていると期待してよろしいでしょうか。
松井 もちろん。
カク 3Dを獲った後にそのステップが見られると。
松井 …そうですね(と少し考える)。でも岩谷のスーパーフライも弓月のユナイテッドも私、1回もう負けちゃってる。だからなんだって話ですけど、何回でも獲れるまでやりゃいいじゃんって。私もね、今まで自分の行動でそれを証明してきたんで。今はまずね、3Dに集中して、そのあと虎視眈々と見据えていけたらいいかなと。
カク わかりました、期待しております。ありがとうございました。

松井カワイイ
闇に堕ちたNEW KAWAII
サイコスピード
Matsui Misa
#33 松井 珠紗
生年月日 2000年5月17日
出身地 神奈川県川崎市
身長 157㎝
体重 51㎏
デビュー戦 2018年11月15日、後楽園ホール(4WAY、vs堀田祐美子、櫻井裕子、林亜佑美)
得意技 ヨーロピアン・クラッチ、MDK
タイトル歴 第6代マリーゴールド・ツインスターチャンピオン
Career
劇団水色革命に所属していたが、18歳で女子プロレスラーとしてアクトレスガールズでデビュー。2021年12月31日、アクトレスガールズのプロレス活動終了およびBeginning、Color’s解散。アクトレスガールズに留まる意向を発表した。
2024年4月30日、新団体「マリーゴールド」に入団。2025年10月26日の両国国技館大会でツインスター王座にCHIAKIとのコンビで挑戦し、移籍後7度目のベルト挑戦で念願の初戴冠を果たした。ヒールユニット『Darkness Revolution』加入となった2025年2月を前後とすることなく、ファンから一貫して「松井カワイイ」と称される。
(全対戦カード)マリーゴールド New Years Golden Garden2026 2月23日(月祝)後楽園ホール
■マリーゴールド
New Years Golden Garden2026
日時:2月23日(月祝)11:30
会場:東京・後楽園ホール
<第1試合/タッグマッチ>
南小桃&山﨑裕花vs 山岡聖怜&心希

<第2試合/3WAYマッチ>
石川奈青 vs メガトンvs 橘渚

<第3試合/タッグマッチ>
林下詩美&天麗皇希vs 越野SYOKO.&ハミングバード

<第4試合/初代3Dトリオス王座決定トーナメント決勝戦>
桜井麻衣&翔月なつみ&山中絵里奈vs 野崎渚&松井珠紗&瀬戸レア
※勝者チームは初代王者となる

<第5試合/スペシャル・シングルマッチ>
岩谷麻優 vs 凛
※スケジュール都合により両者欠席。岩谷による凛戦へのコメントは岩谷インタビュー内参照
<第6試合/ユナイテッド・ナショナル選手権試合>
(王者)ビクトリア弓月vs (挑戦者)後藤智香
※ビクトリア弓月は4度目の防衛戦

増量中の後藤智香が20キロウエートアップで「着れる服もなくなった」と逆ギレだ。会見中にビクトリア弓月が「お前が初めて私に挑戦してきたときにさ『この腹なんとかしろ』って言ったよな。そのだらしない体型、なんとかしろって言ったよな」と詰める。
後藤は「20キロ増えたんだよ。着れる服もなくなったよ。デカいのも才能、デカくなるのも才能。努力の賜物だよ。ゴチカのこのデカくなったケツと体重にビビってんのか」と逆ギレぎみに身を切ったようなコメント。そして弓月に対してヒップ攻撃を狙う。これをキックで迎撃した弓月は後藤を踏みつけ。「お前このデカケツで勝てると思うなよ」と一蹴した。後藤はこの悔しさをバネにした試合内容を見せられるか。試練の後楽園ホール大会がやってくる。
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<第7試合/マリーゴールド・ワールド選手権試合>
青野未来 vs CHIAKI
※青野が2度目の防衛戦
※青野はベルトを懸け、CHIAKIは髪を賭ける

青野未来が「ベルト懸けてやるよ」と口にしてしまった。まるで罠にハマってタイトルマッチを受諾したようでもあった。会見当初はノンタイトルで発表されるも、乱闘からCHIAKIのユニットであるダークネスレボリューション勢が場を占拠。青野を押さえると、CHIAKIが青野の髪の一部を切る。さらにCHIAKIが「俺はな、お前と違って覚悟見せれるぞ」と自身の髪にハサミを入れた。
この破天荒さに根負けしたように青野は「頭おかしいんじゃねえの、何やってんの? 私は髪の毛じゃないよ、大事なの。ベルトだよベルト。もう頭おかしいからさ、いいよ。そこまですんだったらさ、ベルト懸けてやるよ」と言い放った。CHIAKIは「負けたらこの髪の毛を賭けるよ」と言い残す。メインイベントは、青野がベルトを懸け、CHIAKIは髪を賭けるマリーゴールド・ワールド選手権試合となる。
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