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ガン公表から23日、山本“KID”徳郁が41歳で天国へ レスリング一家に生まれ総合格闘技を牽引した男が支持された理由

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 KID早すぎるよ! 8月26日にガンを公表して以来、ファイター・関係者・ファンから闘病に打ち勝つようエールを送られていた山本“KID”徳郁。なんと41歳で18日に天国へと旅立ってしまった。


写真はAbemaTV「格闘代理戦争」宣材より。

 2015年大晦日のTBSのテレビ企画での魔裟斗戦が最後の試合に。
・ 【訃報】山本”KID”徳郁が死去(イーファイト) – Yahoo!ニュース

 がんで闘病生活を送っていた山本”KID”徳郁が9月18日(火)に死去した。所属ジムであるKRAZY BEEが公式SNSにて発表した。41歳だった。

 KIDは8月26日に自身のインスタグラムで「私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています。絶対元気になって、帰ってきたいと強く思っていますので温かいサポートをよろしくお願いします!」と、がん闘病中であることをファンに報告していた。

 KRAZY BEE公式SNSには「山本KID徳郁(享年41歳6ヶ月)が、本日9月18日に逝去致しました。生前に応援、ご支援をして頂きました関係各位、ファンの皆様に本人に変わり御礼申しげます」と掲載されている。

 KIDはミュンヘン五輪代表の山本郁栄氏を父に持ち、姉・美憂と妹・聖子とともにレスリング一家に育った。1999年全日本選手権フリー58キロ級2位となり、01年に『修斗』で総合格闘家としてプロデビュー。『HERO’S』ではミドル級王座を獲得。2011年から総合格闘技の最高峰『UFC』に参戦。2015年大晦日にはTBSの企画イベントで魔裟斗と11年ぶりに対戦。これが最後の試合となった。

 ライバルたちが追悼。
・ 魔裟斗、須藤元気、所英男、五味隆典……ライバルたちがKIDさん追悼「みんなの恩人です」(オリコン) – Yahoo!ニュース

 魔裟斗は自身のインスタグラムで、15年に番組の企画で再戦した際の写真をアップし「先ほど KIDの悲報を知りました 2004年大晦日に対戦して以来 格闘技界を一緒に盛り上げてきた大事な仲間が逝ってしまった」と追悼。「2015年に対戦した時には試合終了後に『また 10年後に!』と言っていたのにとても残念です」と早すぎるKIDさんの旅立ちを悔やんだ。

 須藤も自身のツイッターで「山本KIDさん、楽しい格闘時代を共に過ごせた事を誇りに思います。心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 2008年ころからKIDさんとの対戦を熱望しながら、残念ながら実現させることができなかった所は「KIDさんがいたから、たくさんの総合格闘技の軽量級選手が世の中に出て、格闘技で食べていくことができました。みんなの恩人です」とこれまでの功績に深く感謝。「ずっと追いかけ続けていました。本当に憧れでした。心よりご冥福をお祈りします。ゆっくり休んでください」と天国のKIDさんに呼びかけた。

 また、HERO’SのリングでKIDさんが活躍していた時期、ライバル団体だったPRIDEの軽量級のエースだった五味は、自身のインスタグラムにKIDさんとの2ショットを掲載。実は同じレスリング道場出身で、ともにチャンピオンとして一時代を築いた2人の思い出の写真に、3000以上の「いいね!」が集まっている。

 そのほか、PRIDEやUFC、新日本プロレスでも活躍したプロレスラーのジョシュ・バーネットも、自身のツイッターで「お悔やみ申し上げます. 何ていったらいいか … さようなら私の友人」と日本語でツイート。世界中の格闘家から悲しみの声が寄せられている。

 2006年インタビューの復刻。
・ 山本KID、5歳からたたき込まれた勝負魂/復刻版(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

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 強いだけでは、ここまで支持されない。激しく、スピーディーな展開。勝つか負けるか。倒すか倒されるか。ただそれだけ。判定勝利は狙わない。試合を引き延ばしたり、勝ちを拾ったりすることは絶対にない。そんなスタイルは、父親によってつくられた。郁栄氏は「疑惑」ともいわれた不利な判定が響いて、メダルを逃した。子供のとき、何度も父親の無念を報じる新聞を見せられた。その悔しさが、自分のことのように感じられるほど、何度も読んだ。

「おやじからは『判定決着はだめだ』としつこいほど言われた。判定では、審判の主観、時には人種の違いなども影響する。勝つならKOか、1本勝ちだと。だから、子供の時に誓った。負けてもいい。白黒はっきりつくまで戦うんだと。今は倒すことしか考えないし、体が勝手に反応しちゃう。無難に勝つことは、オレの中ではあり得ない。だから、コロッと負けることもあるんだけど」。

 もちろん練習に裏打ちされた強さもあったが、KIDの姿勢がファンに支持された。その姿勢は父の教えと子供のときからの決意の賜物。プロとして見せることに結果的にはつながっているわけではあるが、勝つために“判定に持ち込ませない”という考えに立脚している点が実に興味深い。

 レスリングからの転向は五輪予選敗退がきっかけではあったが、総合格闘技で本当に開花した。業界としても、レスリング一家からの参入がレベルと説得力を底上げ。特に一連の魔裟斗戦はスリリング。宮田和幸相手の4秒勝利にも驚かされた。技術の高さと天性の勝負勘。

 闘いの歴史。
・ 山本“KID”徳郁が死去。享年41歳。“神の子”の戦いの歴史を振り返る – BOUTREVIEW

 UFC Fight PassがKID追悼で一部アーカイブを無料公開。
・ Remembering Kid Yamamoto

 格闘技界のみならずカッコイイ存在でした。

 天国で安らかに!

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