笹崎勝巳レフェリーやすらかに 今年から温泉従業員に転職、岩手に移住
全日本女子プロレスなどでレフェリーを務めてきた笹崎勝巳さん(60)が亡くなった。17日、複数の関係者が報告した。岩手県北上市の瀬美温泉で従業員として16日に露天風呂の清掃にあたっていたところを、クマに襲われたと見られている。
全日本女子プロレスからレフェリーを担い、旗揚げから参加のマリーゴールドで最後のレフェリング
(体格や服装から亡くなったのは笹崎さんとみて岩手県警が身元確認を進めているが、温泉から行方不明として捜索が始まり現場近くで遺体発見となった状況も鑑み、記事とさせていただきます。)
露天風呂ではクマのものとみられる毛、散らばった(笹崎さんのものとみられる)眼鏡やスリッパがあり、もみあいになった可能性が伝えられている。17日の朝に遺体が見つかった場所は約50メートル離れており、その距離をクマに連れ去られたと思われる。遺体とともに発見されたクマ(体長約1・5メートル)はその場で猟友会により駆除された。
全日本女子プロレスにて1987年にレフェリーデビュー。ゼロワン、スターダム、マリーゴールドなどのマットでさばく(旗揚げから参加のマリーゴールドではメインレフェリー)。ゼロワン運営会社のドリームオンステージでは代表取締役社長を務めた(2018年7月~2020年3月)。笹崎さん以降には岩本和裕氏が代表で新体制となるが、瀬美温泉は岩本氏がオーナー。
笹崎さんは今年の2月までのレフェリーに区切り、今年3月から温泉従業員に転職、岩手に家族と移住したところだった。巡業が多いプロレス界ではなく家族と過ごす時間を選択し、温泉敷地内にあるアパートに暮らしていた。マリーゴールドのロッシー小川代表は「まだ幼い女の子が二人いる」と無念を綴っている。
同じ北上市では10月8日に『キノコ狩りに出かけていた73歳の男性がクマに襲われ遺体で見つかる』被害も起きている。笹崎さんが被害となった日の3日前(13日)には、同じ温泉の宿泊客が露天風呂からクマを目撃していた。
せっかくの新天地だったのに。何か対策ができたのではないか。さまざまなことを思わざるを得ない(「風評被害」も悩ましいとは思うが、人命にかかわることでもあり地域には対策を切にお願いしたい)。笹崎さんにはせめて天国ではやすらかに過ごしていただきたい。
控室ではよく精神集中されている姿をお見掛けし、寡黙で誠実、関係者に慕われていた。男気と責任感は経歴からも明らかだ。これからも天国からプロレスを見守ってください。多大なる貢献に深く感謝するとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
※10/21追記
瀬美温泉近くで17日に見つかった遺体について、北上署が21日、従業員の笹崎勝巳さんだと確認されたこと発表した。司法解剖により死因は出血性ショックとされた。















