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オスプレイvs.ケニーは究極か残酷か ムタ中邑とは真逆のイッテンヨン

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 4日、新日本プロレスが『アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム~闘魂よ、永遠に~』東京ドーム大会を開催した。コメント言い回しは公式サイトに合わせてあります。

(大会結果)新日本プロレス アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム~闘魂よ、永遠に~ 1月4日(水)東京ドーム

■ 新日本プロレス アントニオ猪木追悼大会 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム~闘魂よ、永遠に~
日時:1月4日(水)17:00 ※第0試合は15:20予定
会場:東京・東京ドーム 観衆26085人(主催者発表)

<第0-1試合/エキシビションマッチ>
△ボルチン・オレッグ
 3分00秒 時間切れ引き分け
△大岩陵平

<第0-2試合/『KOPW 2023』進出権争奪ニュージャパンランボー>
30分37秒 4人残り
SHO、オーカーン、矢野、鷹木が『KOPW 2023』決定戦4WAYマッチ進出権を獲得

<新日ちゃんぴおん。>
「新日ちゃんぴおん。」の三谷アナが登場!『バラバラ大選挙』の投票をアピール!

<アントニオ猪木メモリアル6人タッグマッチ>
●タイガーマスク
鈴木みのる
藤波辰爾
 9分10秒 エビ固め
永田裕志
小島聡
〇真壁刀義

<第1試合/IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者/SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022優勝チーム] リオ・ラッシュ
●YOH
 10分29秒 首固め
フランシスコ・アキラ
〇TJP
[第70代王者] ※TJP&アキラが3度目の防衛に成功

<第2試合/IWGP女子選手権試合>
[挑戦者] ●中野たむ
 5分47秒 インセインエルボー→片エビ固め
〇KAIRI
[初代王者] ※KAIRIが初防衛に成功

<第3試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者/WORLD TAG LEAGUE 2022優勝チーム] 〇YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
 10分10秒 消灯→エビ固め
キャッシュ・ウィーラー
●ダックス・ハーウッド
[王者] ※ハーウッド&ウィーラーが3度目の防衛に失敗。毘沙門が新王者組に

<第4試合/「NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント」決勝戦>
〇ザック・セイバーJr.
 10分32秒 腕ひしぎ十字固め
●成田蓮
※ザックが初代王者となる

<第5試合/NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者] 〇タマ・トンガ
 9分36秒 ガン・スタン→片エビ固め
●カール・アンダーソン
[第37代王者] ※アンダーソンが3度目の防衛に失敗、タマが第38代王者に

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<第6試合/武藤敬司新日本プロレスラストマッチ>
●BUSHI
SANADA
内藤哲也
 9分20秒 デスライダー→片エビ固め
〇海野翔太
棚橋弘至
武藤敬司

<第7試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合4WAYマッチ(1/60)>
[挑戦者] エル・デスペラード
vs.
〇高橋ヒロム
[挑戦者] vs.
●マスター・ワト
[挑戦者] vs.
石森太二
[第92代王者] ※16分43秒 TIME BOMBⅡ→体固め
※石森が2度目の防衛に失敗、ヒロムが第93代王者に

<第8試合/ダブルメインイベントI レック Presents IWGP USヘビー級選手権試合>
[挑戦者] 〇ケニー・オメガ
 34分38秒 片翼の天使→片エビ固め
●ウィル・オスプレイ
[第16代王者] ※オスプレイが5度目の防衛に失敗、ケニーが第17代王者に

<第9試合/ダブルメインイベントII IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者] 〇オカダ・カズチカ
 33分03秒 レインメーカー→片エビ固め
●ジェイ・ホワイト
[第5代王者] ※ジェイが3度目の防衛に失敗、オカダが第4代王者に

ケニー「俺以外のプロレスラーはすべてサーカスの動物たちのようなものだ」

幾度となく戦場がロープ上、場外へと及んだ。両者のフィジカルがあってこその究極攻防だが、残酷ショーのように感じるファンもいるに違いない一戦。

オメガ「今日勝ったことで自分は、史上最強であるということを証明することができた。もし今日、オマエが何か学びを得るんだとすれば、俺以外のプロレスラーはすべてサーカスの動物たちのようなものだということ。リングの中でリーダーシップを執るのは唯一無二の俺であり、ほかの者全員は俺にとっての添え物でしかない。オマエもその中の1人。オマエにリーダーの座はまだまだ渡せない」

オスプレイ「ずっと闘い続けて手錠をはめられたようなこの3年間、苦しい苦しい状況の中で闘ってきた。仲間も得て、そして俺たちはチームとともに幸せを感じていた。このままいくと思ったのに、まだこれ以上の犠牲を払うなんて……。何をすればいいのか、もうわからない。(※立ち上がって)あと1年だけ、この犠牲を払うという状況に身を置こう。あと1年だけだ。1年だけだぞ。そこから先はどこに行こうが何をしようが、俺の勝手だ……」

 予感はあったが、2018年の棚橋ケニー論争を思い起こさせた。

 棚橋「ケニーのプロレスは食傷気味なんですよね。

 ボクはプロレスは激しく厳しいものであっても、残酷なものであってはならないっていう考えなんですよ。技術も良い、ビジュアルも良い、運動能力もすごい。けれど、何かが違うな、って感じていて、なんだろう? と思って気付きました。

 プロレスに品がないです。そういった意味です」

 これに対してオメガはもっと辛らつに語り始めた。

 「オマエは昔からの伝統を引き継ぎ、日本のプロレスというものをしっかりと牽引してきたかもしれない。でも、それでは世界は変えられないんだ」

(中略)

 オメガは指摘された品のなさも否定した。

「新日本プロレスには自分のプロレスについての美しさを発揮する場所を提供してくれたことに感謝している。でも、品がない、という発言に関しては、少しどうかと思うので言わせてもらう。

 不思議なことに、その品のないプロレスを見て、大変困難な状況を克服することができたという人がたくさんいる。

 たとえば、うつ病で悩む人、アルコール中毒で苦しんだ人、そういった人たちが自分のプロレスを見て、辛い状況を克服できた。インスピレーションを受けたと言ってくれる。

 もし、棚橋の言葉のように、自分のプロレスが品も何もないのであれば、そのような人は現れないはずだ。

 自分のやっているプロレスこそ、品があり、そして最高に優美なものだと信じている。その優美な方法で完膚なきまで棚橋を倒し、そして辱めたいと思う」

(2018/10/14 1.4東京ドームIWGP戦への大論争!ケニー・オメガと棚橋弘至の断絶。 – プロレス – Number Web – ナンバー)

 プロレスファンの気持ちというのも左右されやすいもので、オスプレイvs.ケニーに「これぞプロレス!!」とエールを送りながら、事件が起きた際には「怪我をさせるのはケシカラン!!」ともなる。ここ10数年を振り返れば、棚橋中邑が「必殺技に向けてラリーでつないでいくプロレス」を構築し、「過激化」とは別軸を形成してきた。

 だからこそオスプレイvs.ケニーの異端ぶりが際立つのでもあるが、究極と残酷の隣り合わせっぷりはファンにプロレスをまた問いかけたのではないか。おりしも元日のグレート・ムタvs.中邑真輔が芸術作品として絶賛された。イッテンヨンのベストバウトはムタ中邑と真逆を歩んだわけだが、これを見せられると“新日本マットでのケニーの続き”をファンは間違いなく見たくなる。

年始ドームに3年ぶり25000人超。天国の猪木さんに捧げる声援と1、2、3、ダーッ!!

オカダとジェイが紡いだ、技の切り返しラリーを軸とした、唸らせるプロレスがここにあった。

オカダ「東京ドーーム!!(※大歓声&大拍手) 今日も、熱い熱い熱い声援、本当にありがとうございました!(※大歓声&大拍手) 声援の力がすごいパワーになりました。本当にありがとうございました(※大拍手)。そしてジェイ。マディソン・スクエアガーデンで闘って、東京ドームのメインイベントも闘って、次、また大きい素晴らしい舞台で、また闘おうぜ。ただな、まだ、お前とな、4勝2敗なんだよ。(お前の)勝ち越しで終わらせねぇからな。まだまだやるからな、この野郎!(※大拍手) そして、新日本プロレス50周年、1年間、本当にありがとうございました(※大拍手)。(※涙ぐみ)こんだけお客さんが入って試合ができて、本当によかったです。ありがとうございました(※大歓声&大拍手)。そして猪木さん! 僕たちの闘いは届きましたか!(※大拍手) まだ、50周年に来ただけなんで、猪木さんが作ったこの新日本プロレスを、闘魂を、どんどんどんどん受け継いで、100年、200年、新日本プロレスが続くように、まだまだ盛り上げていきますのでよろしくお願いします!(※大拍手) そして、これから始まります51周年が、こんなもんじゃないですよ、新日本プロレス。50周年を超えて、もっともっと素晴らしい新日本プロレスを皆さんにお届けします。そして、天国の猪木さんにもお届けします!(※大拍手) 皆さんが応援してくれるかぎり、新日本プロレスを愛してくれるかぎり、まだまだ新日本プロレスは続いていきます。そして、この俺がIWGP世界ヘビー級チャンピオンでいるかぎり、51周年の新日本プロレスに! カネの雨が降るぞーー!!(※大歓声&大拍手)」

オカダ「“猪木さん追悼興行”なのに、このまま終われないでしょう(※大歓声&大拍手)。せっかく声が出せるのに、このまま終われないでしょう!(※大歓声&大拍手) やりますか、皆さん!(※大歓声&大拍手) 猪木さんにとどけましょう!!(※大歓声&大拍手) 猪木さん! 新日本プロレスを創って下さり、本当にありがとうございましたー!! いくぞーーっ!! 1! 2! 3! ダーーッ!!」

 オカダが花道を引き揚げていくとき、猪木引退試合での花道の姿がオーバーラップした。そしてあのときと同じように、花道奥でオカダは1! 2! 3! ダーーッ!!と叫ぶ。この日にドームに甦った声援とともに猪木に捧げられた。

 「いつなんどき誰の挑戦でも受ける」とは少し違うが、どんなスタイルの相手がやって来てもクオリティの高い試合をする。自身の試合前にどんな試合が繰り広げられても、ビッグマッチ最終試合を自身で締める。イッテンヨンには猪木化していくオカダの姿が確かにあった。

【東京ドーム年始大会観客数】

WK14
2020年1月4日 40,008人(満員)
2020年1月5日 30,063人

WK15
2021年1月4日 12,689人
2021年1月5日 7,801人

WK16
2022年1月4日 12,047人
2022年1月5日 6,379人

WK17
2023年1月4日 26,085人

 年始ドームに3年ぶり25000人超の観衆が集った。明けつつあるパンデミックを感じずにはいられない。




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