移籍で岩谷麻優「ガッカリの声多くて悔しかった…でも」 後楽園マユコール大爆発
4日、マリーゴールドが『MARIGOLD Rising Spirit 2025』後楽園ホール大会を開催した。1日にマリーゴールド入団を表明した岩谷麻優が、移籍第1戦を迎えた。
女子プロレスのアイコン降臨…リングインで涙キラリ。高橋奈七永との闘いに覚醒でギラリ
■マリーゴールド MARIGOLD Rising Spirit 2025
日時:5月4日(日)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1210人(主催者発表)
[大会全試合結果はコチラから]
<メインイベント/パッションカウントダウン>
○岩谷麻優
26分19秒、ウラカン・ラナ
●高橋奈七永
岩谷からの言葉には、スターダム退団発表からこのマリーゴールド第1戦までの揺れる思いが凝縮する。リング上では「置いてけぼりにしちゃったファンのみなさんごめんなさい」。バックステージでは「一番は(マリーゴールド入団に)やっぱりガッカリしたっていうコメントがすごく多くて。すごい悔しかった。まだまだマリーゴールド、ガッカリしたって思われるような感想だったんだなってすごく実感して」とする。
このようにファン心情に向き合いつつも、後ろ向きなものはない。「これからも、一緒に一緒に、いろんな夢を見ていきたい」とマイク。コメントでも「マリーゴールド、自分の手で、いや、みんなの手で世界一の団体にしていきたいと思います」と決意を新たにしていた。
腕っぷしに自信を持ちつつも、どこまで自身とマリーゴールドを押し上げられるかというプレッシャー。それがリングイン時の涙となってキラリ。試合が始まるや、奈七永とのリング内外での闘いで覚醒してギラリ。ジェットコースターのように感じられたのは攻防だけではない。感情の起伏までが観客と一体化した。万雷のマユコールが何度も押し寄せる。
岩谷のスイッチが入ったことが、ホールの隅々まで伝わっていたのだ。観客席から「マリーゴールドに来てくれてありがとう」「応援してるぞ」の声が飛ぶ。スターダム時代にはSTARSを率いていたが、家出した岩谷はSTARそのものだった。
もしかしたら“IWGP女子”というベルトさえ岩谷にブレーキをかけていたのではないか。この日のメイン躍動から、そんな気持ちにもさせられた。スターダムのアイコンから女子プロレスのアイコン、プロレス界のアイコンへ。その実体をいっそう確立するために、岩谷はマリーゴールドへの乗船をこの日、果たした。
岩谷は涙を溜めつつリングイン、ロープを開けたのは岩谷に憧れるビクトリア弓月だ。同時に大マユコール。グローブ持参でボール投げはスターダム時代と変わらず。



ゴングが鳴るとマユコールからパッションコールにリレーとなる。ロックアップを押し潰してみせた奈七永が主導権を握っていく。マシンガンチョップ、リバースインディアンデスロックなど容赦がない。岩谷はエルボーで反撃するも奈七永揺るがず。奈七永は再びのリバースインディアンデスロックでシャウト。岩谷は奈七永のコーナー突進を岩谷ムーヴでかわす。場外トペ発射だが、奈七永は下からパイプ椅子で迎撃。観客ブーイングの中、奈七永が岩谷を南側スタンドへ連れていく。中段通路でチョップ合戦、観客は「オーイ」掛け声。追撃を食らった岩谷は階段落ち。これでギラついた岩谷は奈七永と椅子チャンバラ。さらにリング中央で両者椅子着席、張り手合戦となる。

さらに蹴り合いから岩谷の場外トペ成功。リングサイドから岩谷が後楽園を見渡すと、またまた大マユコールだ。


戦場がリングに戻ると、岩谷がミサイルキック、フロッグ・スプラッシュ。奈七永はジャーマン、抱え込み式逆エビ→片逆エビ。奈七永は打撃からバックドロップ。岩谷は串刺し式バカタレ。奈七永は雪崩式ドラスクからコーナー上へ。コーナー上での攻防で岩谷ヘッドバット→雪崩式フランケン→ダイビングフットスタンプ。しかしその足をキャッチした奈七永がアンクルホールド→足4の字。祈りのマユコールで岩谷エスケープ。奈七永はショートレンジラリアット2発からクインビーボム。さらに冷蔵庫爆弾、岩谷カウント2で返す。岩谷がドドンパ、顔面バズソーからムーンサルトで奈七永カウント2。

奈七永がナナラッカ。ここで残り試合時間5分に。エルボー合戦から奈七永がラリアット。ラッシュしようとする奈七永を岩谷がウラカン・ラナでキャッチして岩谷が勝利となった。

(マイク)ビクトリア弓月「ぜひ私の持つスーパーフライのベルトに挑戦してきてください」
岩谷麻優「みなさんコンバンワ。みなさん本日はマリーゴールドお越しいただきましてありがとうございました。スターダムやめて3日後に会見やって、みんな…置いてけぼりにしちゃったファンのみなさんごめんなさい。これからも、一緒に一緒に、いろんな夢を見ていきたい。みなさんこれからもついてきてください(歓声、拍手)。奈七永さんのこと『老害』って言ってごめんなさい。あんなこと言っちゃったから、今日めちゃくちゃ怖かった(観客笑い)。でも今日、泣かないであなたの前に立つことができました。奈七永さんの強さを身に染みて実感して。でも、あなたの強さは、これから必ず自分たちの世代が受け継いでいきます。今日闘ってくれてありがとうございました」
観客がパッションコール。
高橋奈七永「麻優…私『老害』じゃないよね(観客笑い)。そういうことでいい? プロレスを長くやってると、また岩谷とこうやって試合ができて…なんか天使みたいだな、お前(観客笑い、拍手)。正直、私がやめた後とか大丈夫かなってちょっと心配してたけど、なんか私以上にでかくなってさ、麻優がさ、マリーゴールド来てくれてさ、よかったよ!! ありがとう!! 岩谷麻優最高だったチクショウ」
ビクトリア弓月が入る。
ビクトリア弓月「麻優さん。私は麻優さんがマリーゴールドに来てくれて本当に嬉しかったです。ところで麻優さんがスーパーフライを狙ってるって話、耳にしたんですけど。麻優さん、ぜひ私の持つスーパーフライのベルトに挑戦してきてください(拍手)。この1年で大きくなったビクトリア弓月を、ビクトリア弓月が、麻優さんの挑戦、受けます。麻優さん、スーパーフライのベルト、55キロ以下15分1本勝負。頭に入れといてください」
岩谷「頭に入れとくけど、弓月、あれ、ベルトどこにあるのかな。ベルトは、あれ。チャンピオン、あれ、チャンピオンベルト。なんで持ってないの。何のために挑戦発表してきたの。いや、アレか、大好きな大好きな麻優の試合を見るために一生懸命セコンドついてくれたから忘れちゃったんだ(拍手)。今日の試合、間近で見てたよね。弓月、1年で成長したのかもしれないけど、岩谷麻優はもっともっと高いところにいるから、どっかにあるそのベルト。いつ、いつやる?」

弓月「(ロッシー小川代表の方に向かって)小川さん。いつ麻優さんとスーパーフライのベルト懸けてできますか」
岩谷「(その様子を見て)『未定』らしい(観客笑い)。せいぜいその日まで、チャンピオンベルト、しっかり守っといて。正々堂々と、逆に、受けてあげますよ。よろしくお願いします」
ここで青野未来が入る。(観客「オオッ」)
青野未来「高橋奈七永!!(意表を突かれ、観客ドッ、拍手) 奈七永さん、引退試合の対戦相手、私が立候補します(拍手)。奈七永さんとはまだマリーゴートで出会っただけの関係だけど、私が高橋奈七永のパッションを受け継ぎます」
奈七永「パッションってさ、口で言うのは簡単だけどさ。私がどんな思いでパッションを叫んでるか。それわかって、覚悟を持って出てきたの?」
青野「わかってます。あなたのでっかいでっかいパッションを私が受け継いで、このマリーゴールドをもっともっと上、そして女子プロレス界のトップを目指す。だから、私はあなたのパッションに触れてみたい」
奈七永「今、岩谷に負けて悔しいし、たぶん他にもみんなやりたいとか言うんじゃないのかなって思ってんだけどさ。ちょっと考えさしてよ」

青野「はい。今すぐ返事しなくて大丈夫です。でも私が高橋奈七永のパッションを受け継ぎたい。その気持ちは受け取ってください!! パッション~!!」
奈七永がリング内に岩谷を再び引っ張り込む。

岩谷「奈七永さん。自分らモテモテですね(拍手)。今日はマリーゴールド後楽園大会、勝ったのは岩谷麻優だ~ッ!!(歓声) 今日初めてですけど、マリーゴールドの締め、私がやってもいいですか(歓声)。ヨッシャー!! 奈七永さん、締め方教えてください」
奈七永「知らないの」
岩谷「知らないです」
奈七永「ではみなさんにご起立いただいて」
岩谷「みなさんご起立ください(奈七永に教えてもらう)。みんなわかってね。本日は誠に誠に誠に、後楽園ホール大会にオココシいただき(少し噛む)ありがとうございました。これからのマリーゴールドも、応援に来てくれるかーッ!? これからもマリーゴールドの未来、一緒につくってくれるか!? いくぞー(オー)いくぞー(オー)いくぞー(オー)シャインフォーエバー、マリーゴールド、パッション~!!」
(バックステージ)高橋奈七永「救世主みたいに現れたね。マリーゴールド持ってんなと思う」

岩谷麻優「みなさんコンバンワ。改めましてマリーゴールドの岩谷麻優です。本日は本当にたくさんのご来場ありがとうございます。正直…正直退団発表して、入団会見があって…いろんな、いろんな声。応援の声だったり批判だったり。一番はやっぱりガッカリしたっていうコメントがすごく多くて。すごい悔しかった。けど、正直やっぱりスターダムはすごい団体で、やっぱりまだまだマリーゴールド、ガッカリしたって思われるような感想だったんだなってすごく実感して。でも自分は、スターダムやめたこと後悔ない。今日は奈七永さんと闘って、このマリーゴールドという団体の空気感を味わって。第1試合からメインイベントまですごく全部マリーゴールドらしさが詰まった興行になってたと思うし、自分が入り口となって初めてマリーゴールドを見てそっからハマったよとか、そういう人が増えるように、これからも入り口になって、そんでもってマリーゴールドの顔にもなっていきたいと思うし。女子プロレス、こっからこっから。マリーゴールド、自分の手で、いや、みんなの手で世界一の団体にしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。そして、高橋奈七永。代々木で引退するけど、高橋奈七永のパッション、自分たちが受け継いでいってあの情熱を消さずにこれからも闘っていきたいと思います。本日は本当にたくさんご来場いただきましてありがとうございます。これからもついてきてください。ありがとうございました」

高橋奈七永「岩谷が…何なんすかね。妖精なのかな。何ですかね。なんかすごいね、すごいわ。なんか全部岩谷のレスラーとしての力。お客さんが何て言うのかな、期待してる感じ、オーラ。プロレス力すげえなって思わされました。それがこうやって後楽園ホール。えっと最後の後楽園ホール。本当に多分、何百回と試合してきたんじゃないかな。29年弱でいろんな闘いをしてきて最後、何だろうね。救世主みたいに現れたね。そのなんか物語が、すごいなって思って。ここまで頑張ってきてよかった(涙ぐむ)。なんか引退ロードやってきましたけど、ここまで思わされるとは思ってなかったです。それがこの場所もそうだし、岩谷っていう人間の力もそうだし、マリーゴールド持ってんなと思いますよ。だからきっとこれからもこのプロレスの聖地、後楽園ホールでマリーゴールドは快進撃を繰り広げていくと思うし、私のパッションも確実に残って行くであろうと思いますし。負けたことは悔しいけど、今日この思いになれたことが何よりの宝物になるなと思いました。終わりよければ全てパッション。代々木まであと、えっと7試合。心を込めてパッションしますので。終わらない!! なんで泣いてるんだ!! 終わらないです。最後まで駆け抜けていきます。パッション〜!! ありがとうございました」
















