中邑真輔「来年も必ず」日本人5選手凱旋 イヤァオ&俺だ俺だ俺だコラボ締め
17日・18日の2日間に渡ってWWE日本公演『WWE SuperShow Japan』が両国国技館で開催された。18日の模様をお届けする。
実に8試合中4試合に日本人が出場だ。中邑真輔はメイン出場、ASUKA&カイリ・セインはタッグ出場、イヨ・スカイは王座挑戦、ジュリアは王座防衛となった。それでいて、WWEでのリアルタイムでのストーリーも十分に反映された構成となる。本場を感じたいファンにも、日本人レスラーの活躍を間近にしたいファンにも向けられた。
また、日本でもなじみとなるAJスタイルズがスピーチ、2026年の引退を明言している中でファンに別れを告げた。日本ではABEMAで毎週、WWE大会が無料中継されおり、今後にどうつながっていくかがまた楽しみになったことだろう。
1週間後の26日、マリーゴールド両国のリングで岩谷麻優と対戦となるイヨはどんな試合を繰り広げるのか。17日に中邑が「日本、愛してま~す!!」と棚橋の決め台詞を口にしたことは、引退試合相手未定の棚橋に影響があるのか。
国や団体は離れていてもリングはつながっている。それをまた実感できた大会でもあった。
中邑はメイン、ASUKA&カイリはタッグ出場、イヨは王座挑戦、ジュリアは防衛
■WWE SuperShow Japan
日時:10月18日(土)16:00
会場:東京・両国国技館 観衆・記録発表なし
会場前にはコスプレ好きファンが集結し、来場ファンとの記念撮影に応じていた。

<第1試合/時間無制限1本勝負>
○ジェイ・ウーソ
約11分 スピアー→片エビ固め
●ルセフ
1人目の入場がウーソ。盛り上げるのはこれ、会場全体でハンドウェーブが繰り広げられる。

ルセフはウーソへの応援ボードを引きちぎり、ブーイングを浴びる。試合中にはウーソの「YEET!」ポーズを拝借しようとするも、うまくできない。レフェリーは成功してしまう…というやりとりに。

<第2試合/時間無制限1本勝負>
○AJスタイルズ
約15分 フェノメナール・フォアアーム→片エビ固め
●コフィ・キングストン
入場したAJスタイルズは「マルフジサン!!」。リングサイドのノア丸藤正道(2024年7月13日にAJと闘った)とハグとなる。

AJはキングストンの攻撃に耐えて、フェノメナール・フォアアームで勝利。

今回が日本でのラスト試合濃厚(2026年引退を明言)とされているAJは感慨深そうに観客を見渡した。

<第3試合/女子ユナイテッド・ステーツ選手権試合(時間無制限1本勝負)>
[第3代王者]○ジュリア
約11分 ノーザンライトボム→片エビ固め
[挑戦者]●ロクサーヌ・ペレス
※ジュリアが防衛に成功
日本主戦場時代も得意だったコーナー上からのダブルアームスープレックス、ノーザンライトボムでジュリアが堂々の防衛となる。

渡米後初の日本試合を勝利で飾ってみせた。

<第4試合/インターコンチネンタル選手権試合(時間無制限1本勝負)>
[第189代王者]○ドミニク・ミステリオ
約6分 フロッグスプラッシュ→片エビ固め
[挑戦者]●ペンタ
※ミステリオが防衛に成功
ミステリオがフロッグスプラッシュで王座戦を制す。

しばらくして立ち上がったペンタは投げキッス。ファンへの感謝をあらわしていた。

<第5試合/女子世界選手権試合フェイタル4WAY(時間無制限1本勝負)>
[第32代王者]○ステファニー・バッケル
約11分 スカイツイスター・プレス→片エビ固め
[挑戦者]●ラケル・ロドリゲス
※バッケルが防衛に成功。もう2人はイヨ・スカイ、リア・リプリー(いずれも挑戦者)
4月に“日本人女子選手として初のレッスルマニア勝利”を達成したイヨが、達成後初の凱旋となる。

王者バッケルも堂々と、4人の中でラスト入場となった。

両国国技館になぞらえて“相撲勝負”の場面も。作法を知っている(?)イヨが行司を務める。

イヨがミサイルキックから、今年に入っての定番ジェスチャー「俺だ俺だ俺だ」ポーズを披露だ。(お笑いコンビ『タカアンドトシ』の)『俺だ俺だ俺だ』が元ネタ。

<LAナイトが挨拶>
LAナイト「タイトル戦の予定だったが、セス・ロリンズの怪我で試合がなくなった。七転び八起きだ」

<第6試合/時間無制限1本勝負>
○ASUKA&カイリ・セイン
約13分 合体インセインエルボー→片エビ固め
●ライラ・ヴァルキュリア&ベイリー
7月に再結成となったASUKA&カイリのカブキウォリアーズ。ここのところASUKAが荒れており、イヨ(リプリーと共闘)に決別、カイリにパワハラ状態となっている。

ASUKAのドラゴンスリーパー+カイリのインセインエルボーの合体技が完璧に決まる。

カイリを抱き上げて勝利を喜んだASUKAだったが、いつまでも観客と勝利の喜びをわかちあっていたカイリの様子に激怒。ゲートまで引き連れた後に強烈ビンタ。パワハラ状態は止まらず。

ASUKAは引き揚げる際に、名古屋の有名ASUKAファンであるゆかりさん(名古屋プロレスバーDIVA)と握手をかわしていた。

<第7試合/時間無制限1本勝負>
○アイバー
約12分 タイガードライバー→エビ固め
●エル・グランデ・アメリカーノ
アメリカーノ登場に会場が沸く。あの攻撃も。

<第8試合/時間無制限1本勝負>
CMパンク&○中邑真輔
約21分 キンシャサ→片エビ固め
ブロン・ブレイカー&●ブロンソン・リード
中邑とCMパンクが魅惑のタッグを結成となる。

CMパンクのGTS、中邑のキンシャサが決まって決着した。

中邑真輔「感無量、感激の2日間、どうもありがとうございます」 CMパンクもスピーチ
中邑「トーキョー!! 感無量、感激の2日間、どうもありがとうございます。日本人スーパースター、俺も含めて、ASUKA、イヨ、カイリ、ジュリア、戸澤、WWEという世界の舞台で身を削ってます。これからも応援よろしくお願いします」

CMパンク「流暢な日本語が話せればと思うのですが、多くのみなさんは英語を理解してくださっていると思います。世界で最も素晴らしいプロレスファンである日本のファンの前で試合ができることは、私にとって光栄なことです。少し皮肉な話ですが、子供のころプロレスに夢中になった私は、ただただ日本に行きたいと願っていました。一方、多くの日本人レスラーはアメリカのカウボーイ、テリー・ファンクのような存在を憧れていたのです。だからこそ、東京に来て、中邑真輔のようなレジェンドとリングを共有できることは、私にとって非常に美しいことなのです」

中邑とともに2016年に“新日本から離脱”したAJスタイルズ「俺はこのリングを去るかもしれない。けれど…」
2016年1月に、新日本プロレスから主力選手の中邑真輔、AJスタイルズ、アンダーソン&ギャローズが離脱。WWEへの移籍となった。あれから10年後の2026年、AJが引退するとみられる。
CMパンクは、今回が日本での最後の試合となることが濃厚なAJスタイルズを呼び込む。

AJ(中邑が日本語訳を読み上げ)「みなさん知っての通り、私が初めて日本に来たとき、正直何を期待されてるのかわかりませんでした。こんな自分のような男を受け入れてもらえるのかもわからなかった。でも、初日から、あなたたちは敬意と情熱を持って迎えてくれた。日本のリングに立つたびに、俺は持てるすべてを出し切ってきた。それがあなたたちにふさわしいと思ったからです。そのかわりにあなたたちは俺に、決して忘れないものをくれた。それは信頼でありエネルギーであり、そしてプロレスへの愛です。今夜、俺はこのリングを去るかもしれない(観客「ノー、ノー、ノー」)。けれど、俺の心の一部はいつまでもここに残る。日本に、そしてあなたたち一人ひとりの中に。ありがとうございました」
するとスーパースターたちがリングに集まる。AJは選手一人一人と握手、ハグ。

中邑「ありがとうトーキョー!! 特別な2日間になりました。来年も必ずまた日本に帰って来ます。サンキュー、ジャパン。イヤァオ!!」
中邑の「イヤァオ」とイヨ・スカイの「俺だ俺だ俺だ」コラボにより大会は締められた。


















