【棚橋引退答え合わせ】対戦相手編 赤いバンダナとSTARDUSTの音色
新日本プロレスの棚橋弘至が4日、東京ドーム大会にて引退した。選ばれし者だけが立てる花道を最後に、26年にわたるプロレスラー人生にピリオドを打つ。棚橋引退を複数回で総括する。本稿は「対戦相手編」。
全編はこちら(全3回)
1 【棚橋引退答え合わせ】対戦相手編 赤いバンダナとSTARDUSTの音色
2 【棚橋引退答え合わせ】観客動員編 猪木引退以来超満員札止めは46,913人
3 【棚橋引退答え合わせ】新日去就編 中邑、オカダ、内藤につづき棚橋も
10月に中邑真輔「まあできる限りのことはしてるつもりですが」発言(東スポ)
イッテンヨンまでの棚橋引退ロードにおいて大いに注目されたのは、引退試合の相手選びだった。
▼10月17日、中邑真輔(WWE)「日本、愛してま~す! イヤァオ!」真意は「日本が大好きですよって話ですよ? ハハハ。そんな野暮な話をするわけがなかろうが、中邑真輔が」「まあできる限りのことはしてるつもりですが、一寸先はハプニングです」
📝中邑真輔が棚橋弘至の決めゼリフ「愛してま~す!」引用の真意を語る(東スポ)https://t.co/XbWROYnrpF
「できる限りのことはしてるつもりですが、一寸先はハプニングです」
Why did you use Tanahashi's words?
I'm doing my best, but you never know what might happen next.#wwe #njwk20— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) October 22, 2025
▼11月2日、棚橋が中邑技ランドスライドを放つ
.@tanahashi1_100 "Land Slide"
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ファンから対戦相手としての希望が多かったのは、日本を離れてからが長い、かつてのライバル中邑。とはいえWWEと(新日本と連携状態の)AEWは競合関係にある。そんな中で中邑は「できる限りのことはしてるつもり」とし、棚橋は中邑技でアンサーした。
前後して「安城にオカダ・カズチカ(AEW)が現れるようだ」「中邑は(元日)ノア武道館だけになりそうだ」との情報が関係者間を駆け巡る。2本立て交渉が存在し、それが進捗していたとみられる。
▼情報を受けて当サイトも11・8安城に足を運ぶ。実際に来場したオカダ「2026年1月4日、よかったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃないぞ、この野郎」
【#njroad 安城まとめ】オカダ・カズチカ「おつかれさまでした。2026年1月4日…よかったら僕がやりますよ」電撃来場!! 棚橋弘至引退試合の相手に名乗り/棚橋はファイナルロードでYuto-Ice破る/NEVER無差別級6人タッグ戦
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▼11月11日、ラジオ番組発言。棚橋「一緒に(中邑と)飯食って『最後に闘いたいね』みたいな話もしたんですけど…」「(WWEとのライバル団体)AEWと新日本プロレスの関係性があってですね、どうしても無理な状況であったので」
【NHKラジオ生出演で聞かれて📻】
棚橋弘至「無理な状況だった」 WWE中邑真輔との引退試合について言及#njwk20 #棚橋引退
WWE日本公演の前に「一緒に飯食って『最後に闘いたいね』みたいな話もしたんですけど…」 pic.twitter.com/Lq71cIRghw
— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) November 11, 2025
ドーム対決が“消滅”したとしても、ノアならWWEとのパイプがある。ノアでの“もう一つの棚橋引退試合”としての棚橋&中邑が出場するタッグマッチ計画があったとすれば、中邑の東スポ発言あるいは関係者間情報とも符合する。実際のノア武道館には内藤哲也が出場したことから、内藤もカードに絡ませる案だった可能性もある。
ところがいっこうにカード発表は行われず。当サイトに情報が届いたのが早かったか遅かったかは不明だが、12月頭に複数関係者から「なくなった」旨が入って来た。(この流れを受けるかのように12月7日、「BUSHI&XXXX」ロス・トランキーロス・デ・ハポン武道館参戦決定に“着地”する。)
2023年引退・武藤敬司の流れの中で、化身ムタが中邑(WWE)と闘いつつもAEW勢とも交わった。「引退ロードは特別」との思いは中邑にも関係者にもあったのではないか。ただ状況が違ったのは、武藤引退後にWWEはTKOグループ・ホールディングス体制に代わったこと。そしてWWEとAEWの競争が激化していたことだ。
ましてやAEWと強く連携する新日本の社長・棚橋の引退がテーマであり、過ぎてみれば「やはり難しかったか」という結果となる。
オカダ・カズチカ「一度お断りしましたけど、やって良かったなと思います」
中邑は棚橋にフラワースタンドを贈り、赤のバンダナにて札止め東京ドーム大会に参加した。
▼ありがとう
ありがとう。 pic.twitter.com/BWQVTpU4Sg
— 棚橋 弘至 (@tanahashi1_100) January 4, 2026
▼--腕に巻いてるのは、中邑さんのものですか?
--腕に巻いてるのは、中邑さんのものですか?
TAKESHITA「………この2026年1.4東京ドーム、棚橋弘至が引退するこのリングに立ちたくても立てない、そんなプロレスラーもいてね。“俺の分までリングに立ってくれ”って、そう言われて託されたものです」https://t.co/DfkCQMuSvB#棚橋引退 pic.twitter.com/TFfJx7LrAe— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 4, 2026

棚橋は試合中に柴田勝頼のPK、中邑のボマイェを繰り出す。

安城大会で「よかったら僕がやりますよ」との言い回しだったオカダは、試合後に「一度お断りしましたけど、やって良かったなと思います」。感性豊かゆえに、謙虚さも顔を出す。それでいて十分すぎる資格がある男は、最高の試合で棚橋を介錯した。引退興行の一番の功労者だ。

セレモニーには、新闘魂三銃士としての盟友・柴田が駆けつけた。棚橋の顔がくちゃくちゃになる。

同日のイギリス大会が日程変更となったとされる。『STARDUST』の音色とともに登場した内藤に、棚橋はおそるおそる対処だ。


ここまで睡眠時間と身体を削って業界を牽引してきた。そんな棚橋への感謝を胸に。すべてが叶うことはない業界だが、最高のものをつくり上げようとしてこそレスラーだろう。
もうひとつ「新日本は、主要選手移籍先WWEに中邑貸し出しを打診するのか」「ノアは、友好連携先WWEに新日本社長が絡む中邑出場カードを打診するのか」という観点もあった。本稿のような動きが実際にあったのだとすれば、「業界立役者・棚橋のため」「ファンの夢のため」に団体も動いたことになる。
欲を言えばキリがないわけだが、プロレス界は捨てたもんじゃないなと思わされた。それぞれのレスラー、それぞれの団体が、100年に1度の「全力」を尽くした。“対戦相手編”の答えはそこにある。
(大会結果)WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退 1月4日(日)東京ドーム
【📸 #njwk20 東京ドームまとめ】棚橋弘至「完全燃焼…やり遂げました」オカダ・カズチカに敗れる…26年の現役生活に幕/辻陽太がKONOSUKE TAKESHITAを破りIWGP世界&GLOBAL2冠/ウルフアロンが勝利…柔道から転身デビュー/朱里が2冠
ログ公開しました⏬️https://t.co/Z5olqpKolv
#棚橋引退 pic.twitter.com/tHbqQQPyLo— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) January 4, 2026

















