後藤智香「獲ってからの方が何倍も重い」 タッグ王者組はもがきながら進む
20日、マリーゴールドが『Marigold SHINING ATTACK2026』後楽園ホール大会を開催した。
先輩オラオラタッグとの対話を乗り越え、天麗皇希との“プロレス歴2年”ツインタワーが初防衛
<第6試合/ツインスター選手権試合>
(王者チーム)〇後藤智香&天麗皇希
20分41秒、私がゴチカだ→体固め
(挑戦者チーム)●桜井麻衣&翔月なつみ
※ツインタワー(後藤&天麗)は初防衛に成功
後藤智香が「チャンピオンになってからの責任の方が、獲ってからの方が、何倍も何倍も重いんだなっていうのを、なつみさん、桜井さん、そしてたくさんの声に気づかされました」とすれば、天麗皇希は「麻衣さんが私たちと闘って『マリーゴールドの未来は明るいって思えた』って言ってくれたのが私は1番嬉しかった」と打ち明けた。
オラオラタッグとも称される桜井麻衣&翔月なつみとの初防衛戦。決定以降の会見・SNSを通じての対話は、まるで先輩からの厳しい指導のようだった。姿勢はもちろん、これまでの練習の質、SNSの使い方まで問われていく。蓋を開けた試合でも、挑戦者組には「もっと厳しく」、王者組には「遠慮するな」と観客から声が飛ぶ。後藤&天麗のツインタワーは“プロレス歴2年”タッグ(プロレスと一線を引いたアクトレス時代除く)であるが、この試合の位置づけを語るかのような光景だ。
新宿大会でフォール負けを喫したオラオラタッグ連係を再び見舞われた後藤。しかし、ギリギリでロープに足を伸ばす。コウモリ吊り落としから『私がゴチカだ』で後藤に凱歌だ。天麗は正直に「V1。まだ 1 個目だけど、めちゃくちゃ大きな大きな一歩だったと思う」。タッグ王者組はもがきながら進む。
5月23日・大田区大会の戴冠後、初の後楽園ホール大会での揃い踏み。

とはいえ挑戦者組の攻めは厳しい。体格差をひっくり返す手数と気迫。

されど勝機を見定めた後藤が林下詩美直伝のコウモリ吊り落としを十分な助走つきで決める。

フィニッシュは“タワー”から放たれる高さ十分の『私がゴチカだ』。

気づいた人は少なかったかもしれないが、天麗のマイクが特に印象的。会見時以上に思いを言語化していた。課題を自身に課し、一歩を踏み出したのではないか。

(マイク)
後藤智香「チャンピオンになって、チャンピオンとしての責任、自覚、重いです。重いんですけど、ゴチカはその重さを自分の重さに変えて…変えて、私が、マリーゴールドのみんなが、来てくれたみんなを照らします。なつみさん、桜井さん。これからも成長を、私たちツインタワーの成長を、そしてマリーゴールド若手の成長をしっかりと見ててください」(拍手)
天麗皇希「まずはゴチカ、おめでとう。そしてありがとう。初防衛戦、私は過去に2回、ツインスターに挑戦して、どっちも桜井麻衣、あなたがいるチームに勝てなかった。私がこの団体に来て初めて挑戦したユナイテッドのベルト。そのベルトも麻衣さん、あなたは巻きました。すごく悔しかった。その悔しいって気持ちからずっと逃げてた。私は別に悔しくないしって、かっこつけてた。でもきょうは私が勝って、防衛できて、本当はずっと悔しかったんだって。そしてきょうはそんな悔しいって思ってたあなたに勝てたこと、すごく誇りに思います。これから先も私たちツインタワーが『マリーゴールドの未来は明るいんだ』ってことをどんどん証明していくんで、ずっとずっと見ていてください」(拍手)
桜井麻衣「ずっと、旗揚げしたときから、私はあなたたちの後ろにいて、本当に悔しくて、本当に悔しくて獲ったツインスター、そしてユナイテッドだったから。そんな、追い越したと思ったあなたたちにきょう負けて、本当に悔しくて悔しくてもう…負けるなんて思ってなかったんで、言葉がいま何も思いつかないんだけど。でも、きょうのあなたたち2人はとても強くて『マリーゴールドの未来は明るいな』って思いました(拍手)。私たち、なつみさんと私はすごくオラオラしてるし、厳しいと思うけど、でもみんなのこと大好きだから。一緒にマリーゴールド盛り上げていきましょう。そしてまたそのベルト、私、狙いに行くから守ってけよ。私たちの3Dのベルトもよかったら挑戦してきてください」(拍手)
(バックステージ)

後藤智香「(咳き込んで)ごめんなさい、しゃべれなくて」
天麗皇希「ツインスター初防衛しました。V1。まだ 1 個目だけど、めちゃくちゃ大きな大きな一歩だったと思う。そして私はこの闘いに向けて会見とかSNSとかいろんなところでなつみさん麻衣さんが言ってくれた言葉が、きょう本当にありがたい言葉だったんだなって改めて思いました。そして私はずっと悔しいて思って、でも逃げてた。そんな麻衣さんが私たちと闘って『マリーゴールドの未来は明るいって思えた』って言ってくれたのが私は1番嬉しかった。きょう勝ったことより何よりも1番嬉しかった」
後藤「勝ったことが嬉しかっただろ」
天麗「勝ったことも嬉しかった。でもそれを超えちゃうぐらいですごい嬉しかった。私はもっともっと未来背負っていかなきゃいけないていうか、背負ってくんじゃなくってもっともっと先頭行かなきゃいけないって本当に覚悟が決まりました。そしてゴチカとマリーゴールドでしっかりと未来を明るくやっていこうね」
後藤「私がゴチカだ〜!! しっかりと皇希がこのベルトを獲ってくれて、きょうは私がこのベルトを守りました。本当にチャンピオンになってからの責任の方が、獲ってからの方が、何倍も何倍も重いんだなっていうのを、なつみさん、桜井さん、そしてたくさんの声に気づかされました。私とマリーゴールドみんなが、選手みんなが来てくれたみんなを明るく元気に照らすので、マリーゴールドは何にも心配はいりません。本当にいま、めちゃくちゃ1番熱い団体です。それを胸を張って言えるぐらい、このツインスターのベルトを巻いて、このマリーゴールドの先頭に立って突っ走っていきます」
青野未来「たくさん背負って、そして勝つ」 複数日程・団体外にマリゴ刻む
<第7試合/マリーゴールド・ワールド選手権試合>
(王者)〇青野未来
18分39秒、ナイトシェイドのネックハンギング・ボムを切り返して→エビ固め
(挑戦者)●ナイトシェイド
※青野は5度目の防衛に成功
ナイトシェイドとは団体内で2度、団体外(WRESTLE MAGIC)で1度の前哨戦を、青野未来は経た。団体内では2度にわたり直接フォールされ、WRESTLE MAGICでは直接ではなかったがリベンジする。ナイトシェイドを投げることも宣言していたが、この日の王座戦では投げにも防衛にも成功した。


バックステージで青野は「でもいま私が負けちゃうと絶対ダメだから、私が守らなきゃいけないものがいっぱいあると思って。たくさん背負って、そして勝つことができたと思います」と口にする。ベルトだけではなく団体そのものを守っていかなければならない。そのために団体内外でナイトシェイドとの試合グレードを見せつけてきたのではないか。真意をそこに感じた。
欠場選手が多く、さらに林下詩美が退団だ。十分な陣容での大会が開催できない事態。マリーゴールドが逆風にさらされる中で、頂点であるワールド王者・青野未来にかかる重圧は相当なものだろう。橘渚の挑戦表明を受け「強い相手と防衛していきたいんで。だけど、下がどんどん上がってきて、このマリーゴールドが活性することを私はすごく望んでいます」とも口に。背負うものを増やしながら勝ちつづける王者ロードを、青野は力強く歩んでいる。
(マイク)
会場はミクコール。
青野未来「5度目の防衛に成功しました。ナイトシェイド、重くて、強くて、本当に本当に厳しい闘いになったけど、そんな最強のナイトシェイドから防衛した私はさらに最強を更新しましたー(拍手)。まだまだまだまだ強い選手と闘って、私はこのベルト、ギラギラに光らせていくんで、みなさん応援よろしくお願いします(拍手)。そして、このワールド王座、橘渚、『挑戦したい』って言ってくれてるんだよね。いまのこの闘いを見て、あなたの気持ちがどうなったか。そしてあなたがこのベルトに挑戦するのにふさわしいのかどうか。私は直接、あなたと対戦して判断したいと思ってる」
橘渚「いまの試合を見て、すごく高い壁だと思いました。でも…でも!! 私の思いが少しでも未来さんに伝わったなら嬉しいです。私は、この赤いベルトが絶対にほしいです。なので、なので、このチャンスを私はものにします」(拍手)
ベルトを間に両者が向き合う。

青野「それでは締めたいと思います。この先ね、どんなふうになるかわかりませんけど、私はさっきも言った通り、強い相手と防衛していきたいんで。だけど、下がどんどん上がってきて、このマリーゴールドが活性することを私はすごく望んでいます。これから誰1人欠けることなく、そして欠場してる選手も復帰ができる日も近いと思うので、みなさんこれからもマリーゴールド、よろしくお願いします(拍手)。そしたら立てる方、立っていただいて一緒に締めましょう」
シャインフォーエバーマリーゴールド締めとなった。
(バックステージ)

青野未来「5度目の防衛に成功しました。いや、今回は本当に追い込まれた状態での闘い。でもいま私が負けちゃうと絶対ダメだから、私が守らなきゃいけないものがいっぱいあると思って。たくさん背負って、そして勝つことができたと思います。あの、大きな怪物ナイトシェイドという本当に強い強い選手から防衛できて本当にすごく私はよかったと思ってるし、自分が防衛したことによって、また 1 つ上に行ける、上に行かなきゃいけないなと思いました。そしてすごい個人的な話なんですけど、きょうは初めて父が観に来てくれて。しかもきょう父は誕生日で、明日はしかも父の日で。この防衛が最高の誕生日プレゼントにできたと思います。本当に幸せです。ありがとうございました」
(大会結果)マリーゴールド Marigold SHINING ATTACK2026 6月20日(土)後楽園ホール
■マリーゴールド
Marigold SHINING ATTACK2026
2026年6月20日(土)後楽園ホール 観衆825人(主催者発表)
11:30AM開始
[リアルタイム速報]
<第1試合/シングルマッチ>
●ザ・レディAI
7分46秒、フィッシャーマンズ・スープレックス→片エビ固め
〇七星
<第2試合/シングルマッチ>
●ハミングバード
7分16秒、フライング・ニーアタック→片エビ固め
〇松井珠紗
<第3試合/シングルマッチ>
〇石川奈青
6分53秒、バックドロップ→片エビ固め
●メガトン
<第3試合後>
『あんり』と『鈴夏(すずか)』。デビューを目指す練習生として紹介となる。
<第4試合/6人タッグマッチ>
南小桃&〇山﨑裕花
12分28秒、横入り式エビ固め
ジェシー・ジャクソン&●ブルックリン・バーレット
<第5試合/タッグマッチ>
越野SYOKO.&橘渚&●山中絵里奈
3分51秒、チキンウイング・フェースロック
野崎渚CHIAKI&〇瀬戸レア
<第6試合/ツインスター選手権試合>
(王者チーム)〇後藤智香&天麗皇希
20分41秒、私がゴチカだ→体固め
(挑戦者チーム)●桜井麻衣&翔月なつみ
※ツインタワー(後藤&天麗)は初防衛戦
<第7試合/マリーゴールド・ワールド選手権試合>
(王者)〇青野未来
18分39秒、ナイトシェイドのネックハンギング・ボムを切り返して→エビ固め
(挑戦者)●ナイトシェイド
※青野は5度目の防衛戦















