みんなは髙山のために、髙山はみんなのために 帝王がつないだ柴KEN
3日、髙山善廣を支援する『TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ』後楽園ホール大会が開催となった。追っかけての大会レポートとしてまとめる。
柴田勝頼「髙山さんが引き寄せてくれた」KENTA「喧嘩してた恋人と仲直りしたような」
<ともとも記念日 presents メインイベント:タッグマッチ>
△鈴木みのる(フリー)
丸藤正道(プロレスリング・ノア)
30分00秒、時間切れ引き分け
△柴田勝頼(AEW)
KENTA(プロレスリング・ノア)

タッグパートナー同士なのに、試合後の握手にこんなにも熱くなる。
メイン出場は鈴木みのる、丸藤正道、柴田勝頼、KENTA。誰と誰が組むかは当日発表とされ、試合前の髙山の発表により柴田とKENTAの柴KENタッグ(柴田は新日本プロレス1回目退団後にノア出場、KENTAとタッグ結成)が復活となる。6年前にKENTAは柴田を裏切り、ヒール軍のBULLET CLUB入り。新日本に上陸するきっかけをつくった柴田と袂を分けていた。
試合はタッグパートナーそっちのけ。組んでるはずの柴田とKENTAがやりあう。場外乱闘を経て、リング内では柴田がKENTAに串刺し低空ドロップキック。試合に突入しても、タッチワークとはならない。徐々に相手チームに向けて共闘したところでの、かつてのタッグ合体攻撃「タッチ・ザ・スカイ」は丸藤の妨害により未遂に。
髙山はこの顔合わせについて「あの2人はどういう組み合わせでもやり合ってくれると思った。『何年ぶりかのタッグ』をやったほうが面白いかなぁと思って」と明かしている。試合は30分フルタイム引き分け。だからこそ心を通わせ、最後には抱擁からの握手となる。柴田が「髙山さんが引き寄せてくれた」とすれば、KENTA「喧嘩してた恋人と仲直りしたような」と口を開いた。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という言葉がある。『TAKAYAMANIA EMPIRE』は「みんなは髙山のために」を体現する場だ。それでいて「髙山はみんなのために」を感じ取れた場ともなった。
KENTAは帝王が負傷してから、願い続けるかのように髙山との2ショットをXのアイコンにしている。ようやく『TAKAYAMANIA EMPIRE』初参戦。そして昨年初参戦した柴田と今年大会でタッグを結成する。帝王がつないだ柴KEN復活は、後楽園には収まりきらない大きすぎる物語なのだ。
髙山善廣「去年より強くなって、もう泣かなくなったよ、俺は」 1年前の涙から一転
1年前の大会につづき、みのるが髙山をリングに呼び寄せる。観客にタカヤマコールを要求、みのるが四方に車椅子を向け、声援を浴びさせる。みのるが髙山に感想を求めると、髙山は「いやぁ、去年よりちょっとだけ強くなって、もう泣かなくなったよ、俺は」と返した。

1年前の涙から一転だ。今年の帝王は、どこまでも溢れんばかりの笑顔を見せる。みのるは「お前の涙は、お前が立ち上がって、俺に負けたときに『悔しい』って泣くまで取っておけ!!」と激励。すると髙山は「いや…立ち上がって、鈴木みのるをブチのめして、嬉し泣きしたいね」と憎まれ口だ。
2年連続出場の柴田は、起きている状況について「去年の髙山さんより今年の髙山さんの方が前進してる」と触れた。今年も大会を牽引するみのるは「ここまで来たらあいつのことぶっ飛ばさないと、ちゃんと。それまで続けようと思ってます」とした。
髙山が自身の足で跨いでリングインするまで。ぶっ飛ばすための試合が実現するまで。そんな『TAKAYAMANIA EMPIRE』で、まずは実現した“舌戦”。これをノーフィアーと言わずに何と言おうか。引き続きの支援を読者のみなさんとともに進めさせていただきたい。
(大会結果&ダイジェスト)TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ 9月3日(水)後楽園ホール
■TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ
日時:9月3日(水)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1518人(札止め/主催者発表)
インターネット放送ABEMAにて無料で生放送
[アーカイブ動画:TAKAYAMANIA EMPIRE 4 | 新しい未来のテレビ | ABEMA]
[リアルタイム速報:【カクトウログ】髙山善廣支援9・3後楽園 TAKAYAMANIA EMPIRE Ⅳ]
主催:(株)髙山堂/TAKAYAMANIA実行委員会
運営:(同)マリブ
<第1試合>
〇永井大貴(新日本プロレス)
6分27秒、逆エビ固め
●小藤将太(OSW Style Wrestling)
<第2試合>
桜庭和志(フリー)・●鈴木秀樹(全日本プロレス)
9分57秒、顔面蹴り上げ→KO勝ち
佐藤光留(パンクラスMISSION)・〇田村男児(全日本プロレス)
<第3試合>
チーム200キロ 〇橋本千紘・優宇(センダイガールズプロレスリング)
13分58秒、ラストライド→エビ固め
松本浩代(フリー)・●岡優里佳 (センダイガールズプロレスリング)
<三村小松法律事務所 presents セミファイナル/DDT提供試合>
〇樋口和貞・MAO・男色ディーノ
14分00秒、轟天→片エビ固め
上野勇希・HARASHIMA・ ●ヤス・ウラノ
<ともとも記念日 presents メインイベント:タッグマッチ>
△鈴木みのる(フリー)
丸藤正道(プロレスリング・ノア)
30分00秒、時間切れ引き分け
△柴田勝頼(AEW)
KENTA(プロレスリング・ノア)
来場した棚橋弘至「少しでも力になれるように新日本プロレスも協力していく」

まだタッグパートナーが未発表段階で、まず柴田勝頼とKENTAが入り視殺戦。

提供者とのショットでは一時休戦となるも…

髙山が独断で決定したのは「柴田勝頼&KENTAvs.丸藤正道&鈴木みのる」となる。

パートナー同士なのに、柴田とKENTAが反目。柴田がKENTAに串刺し低空ドロップキックを見舞う。

実況・鈴木健.txtさんと解説・髙山善廣は少しばかりの距離をとる格好とはなったが「ニコプロ一週間」タッグが8年4か月ぶりに復活となった。

みのる「髙山に見せつけようぜ!!」柴田とのチョップ合戦を帝王の目前で繰り広げる。

4者は小橋建太のチョップの洗礼をかわるがわる受ける。

タッチ成功しそうでいて、何度も踏みとどまる。柴田とKENTAの距離のリアルタイム。

かつてのタッグ合体攻撃「タッチ・ザ・スカイ」は丸藤の妨害により未遂に。

柴田とKENTAはどちらともなく抱擁して握手となった。

30分フルタイムドロー。

出場選手と撮影権ファンの一同ショットタイムを経て。
みのる「さぁ…髙山、(リングに)上がって来いよ」
大タカヤマコール、選手たちにより髙山の車椅子がリングに担ぎ上げられた。
みのる「1年ぶり、リング、どうだ?」
髙山 「いや〜熱くなるね」
みのる「去年の続きはまだ続行中なんだよ、試合中なんだよ、今。だから今日はちょっと形変えようと思ってよ。いつも俺が見てる風景、一緒に見ようよ」
観客にタカヤマコールを要求、みのるが四方に車椅子を向け、声援を浴びさせる。
みのる「どうだ(1年間闘い続けてという意味なのか)弱っただろ?」
髙山 「いやぁ、去年よりちょっとだけ強くなって、もう泣かなくなったよ、俺は」
みのる「お前の涙は、お前が立ち上がって、俺に負けたときに『悔しい』って泣くまで取っておけ!!」
髙山 「いや…立ち上がって、鈴木みのるをブチのめして、嬉し泣きしたいね」
みのる「返り討ちにしてやる」

髙山の音頭により会場全員でノーフィアー合唱。

髙山善廣

昨年はもう泣きすぎちゃって、感想もまともに言えず、みなさんの顔も見てなかったんで。久々に見るとみんなフケたなぁと。マスコミのみなさんがあまりにもフケてて笑っちゃいました。
(メイン組み合わせは)
あの2人はどういう組み合わせでもやり合ってくれると思ったんで。あとまぁ、本来は一度も組んでない組み合わせを考えたこともあったんだけど、それよりかは『何年ぶりかのタッグ』をやったほうが面白いかなぁと思って、それで今日は柴KENと丸藤鈴木をやりました。
(視聴者へ)
TAKAYAMANIA、いかがでしたか。みなさんの期待に応えられたらよかったと思います。ではまた、ニコプロで会いましょう。
鈴木みのる

本当にあのリングに上がって、髙山が言うまで(メインのタッグパートナーを)教えてくんねえんだよ。あいつが。『いや、これは俺の嫌がらせだ』とかって。だからまあ腹くって、別に誰と組もうが何しようが構わないと思って。まぁ面白い。
(小橋建太のチョップを食らった)
全部、小橋が悪い。アイツが悪い。あのヤロー、俺にばっかりやりあがって。まあ、会を重ねるごとに、TAKAYAMANIAのチャリティイベントの意義っていうのは、逆にどんどん薄れていくと思うんで、それを絶対に絶やさないように、消さないように。髙山が立ち上がって、俺の顔面蹴っ飛ばすまで続けたいなあと思います、これは。あいつが言ったんだから『蹴っ飛ばす』って。
(髙山から憎まれ口をかなり叩かれた)
関係ないだろ、返り討ちにしてやるよ。
(久々にああいうやりとりして)
いや~『いつも』だよ。いつもこんなこと言ってるから、別に久々でもないし。でも人前でああいうことが言えるようになってきたんじゃない、ちょっと。まあ心は元気なんで。
(解説も復活した)
それはまあ俺の知ったことじゃないんで、知らんけど。俺は全力で闘いを人に見せる。俺は別に、このチャリティイベントだからじゃなく、プロレスラーとしてのやるべき仕事、全力で闘うということ。
(髙山との闘いは前進したか)
生意気になった、あのヤロー、口が生意気になった。蹴っ飛ばしがいのある言葉が出てきたんで、少しずつ少しずつ、一緒に前に進んでいきたいなと思います。
(TAKAYAMANIAをつづけるために必要なこと)
TAKAYAMANIAをつづけていくこと? 俺がプロレス王であり続けること、これが一番、はい。今年も残すところ9・10・11・12、4か月だけど、国内もそうだし、あと海外が、まだ行ったことない国とかもオファーがあるんで、うまくまとめて行ければなぁと思ってるので。あと来年以降もそうだな、もう本当に1人で世界中まわってるんで。このプロレスの王様である、どこの国行ってもザ・キングと当たり前のように呼んでくれるんで、もう異論ないだろう、お前らも。
(その状態をこれからもずっと続けていくっていうこと)
当たり前だろ。ここまで来たらあいつのことぶっ飛ばさないと、ちゃんと。それまで続けようと思ってます。選手、今日ね、いろんな目新しい選手とかも参加してくれたりとかして、これからね変化もあると思うし。髙山に関わりのあった選手とかで、やっぱりもうちょっと一線退いちゃったって人もいるから、これからはちょっと新しいTAKAYAMANIA、帝王のつくり出す帝国っていうのを、新しい人材っていうのもね、これから増えていくかもしれない。わかんない、こればっかりは。今回のこんだけのお客さんが来て、これだけのお金もたくさんの人が募金してくれて、それを元に次やるわけじゃないんで。これがあいつのこれから生きていくためのお金なんで。またゼロから出発なわけです。またいろんな処理をして、来年になって『さあどうしよう』っていうとこから、またゼロから始めるんで。また来年、状況が整えば、また大会が開けたらいいなとは思います。興行会社じゃないんで。(それでも)選手には髙山から、髙山の気持ちで、全員プロの選手なんだから、全員必ずギャラを受け取って帰ってくれと。受け取った後、何に使うか、本人の自由だけど。それ以外のスタッフたちは全員ボランティアなんで。運営もボランティア、俺も含めて。たくさんの人の気持ちで動いてるグループなんで、またあのね、髙山のトップロープを跨ぐ姿を見たい人が、まだまだたくさんいるんで、その人たちの力を借りて、また前進していきたいなと思います。
柴田勝頼

(タッグパートナーがKENTAだった)
いや~そうですね。希望としては闘いたい方だった、そこが一番。なんならもう、何年前ですか、6年前かな、新日本プロレスにお互いいたころ。自分がKENTAを連れてきて、その流れがあって裏切られてそのまま時間が止まってたんで。それをなんか『なかったこと』には、さすがに自分の中でできなかったんで。ああなってしまいます。
(BULLET CLUB入りの恨み)
恨みというか、まあ、これでなんかなかよくできるわけがなくて。団体とかが変わってなかよくできるかって言ったら、そうじゃないかなと思うし、そこは消化できないものがあったんで。まあ今回こういうカタチで髙山さんが引き寄せてくれたカタチだと思うんです、はい。まあ自分自身も発表されたときに『ああ組む方か』とはなりました。まあ誰がどういうカードで組んでも、面白いっちゃ面白いかなとは思いましたけど。
(最後にKENTAと抱擁した)
やっぱり闘ってるうちになんか、やはりなんか…魂ぶつけあうのがプロレスだと思うんで。そういうものが今の、まあ今の日本にというわけではないですけど、今のプロレス界に、あの…めちゃくちゃ足りてない。今回のTAKAYAMANIAって、去年もそうなんですけど、プロレスのその、本来持ってるエネルギーっていうのが、会社がどうとか団体がどうとか選手がどうとかじゃなくて、プロレスが持つエネルギーそのものだと思ってる。それが本当に、髙山さんがいてそこに集まる選手がいてプロレスラーがいて成り立ってる興行なんで。自分はそこはあの、何だろうな、そういう…もちろんプロってのはとりあえずお金というものは大事な部分、評価になる、もちろん大事なんですけど。なんか今一度、プロレス界、日本プロレス界がもう一度、プロレスというものを見つめ直した方がいいと思います。自分はそれ、アメリカから海外から見てて思います。なんか本当にこのままでいいのかなって思う。どこのとか言わないですけどね。ちょっとあまりにもこう、見てる人置いてけぼりというか、やってるレスラーたちって何のためにプロレスやってる、何のためにプロレスラーになって試合をしてるんだろうと。本当に基本的なことだと思うんです。それがなんか、いっぱい詰まってる大会だっていうのは、自分の中でTAKAYAMANIAっていうのは特別な思いもあるんで。
(プロレスの魂を受け取れる場なのか)
だから結局、あのー(柴田もKENTAも)2人とも『ホームじゃない』わけですよ。だけど交わるのがここだったっていうのが、まあなんか運命的なものは感じますね。髙山さんのイベント、大会で。『ない』と思ってたんで、自分『一生ない』と思ってた。やるならシングルマッチしかないから。(それが)こういう形になった。本当になんか髙山さんあっての大会です、はい。すごくあの、自分自身もいい、いい経験になりました。
(試合前はAEWのベルトを見せていた)
まあチャンピオンですから。そうっすね、ここしかないできないって、ハハッ。まあよかったかな、今日は本当になんか、やっぱり魂ぶつけあって、こうぶつかりあうってのがプロレスの根本的なものだと思うんで、そこをなんか忘れちゃいけないよっていうのを、今の…いやあ今の若い人がどうだとかどうでもいいんですよ、ぶっちゃけ。誇りが大事だよっていうのは、やってなきゃ、やってなきゃダメ、自分は嫌だっていう。これがプロレス。いろんなカタチありますけど、そもそもそこです、ハイ。
(シングルマッチっていう言葉が出ました)
どうだろね、もう半分試合しちゃったようなもんだから。うん…なんかやっぱりやってる中で、お互いこう交換し合ってる、エルボーだったりチョップだったり。響くものっていうのがあったからああいうカタチになったのかなと思います。もうないのかもしれない、シングルは。そもそもその機会が恵まれないと思います、なかなか。AEWだし。そういうものをなんか取っ払ってできる、唯一のニュートラルな場。
(やるとしたら1年後のここしかない)
わかんないです、やるかどうかはわかんないですよ。まあでも来年は来年で参加できればいいかなあとは思います。
(髙山の目の前でチョップを打ち合った)
いやもう髙山さんに近くで、“最前列”でチョップを。汗が飛び散ってと…思いますけど、それが絶対エネルギーになると思うんで。髙山さん、明日熱出すんじゃないですかね。去年より…去年の髙山さんより今年の髙山さんの方が前進してるんで。これ、すごいことなんです。それは本当に。プロレスにしかないエネルギーかなあとは思います。ありがとうございました、以上ッ!!
丸藤正道

(試合直前にタッグパートナー決定を聞いて)
そうですね。まあでもあの…今回の4人の中だったら僕が一番『大人』だとちゃんと認識してるんで。誰と組んでも誰と闘っても全然大丈夫だったんですけど、やっぱまあ、思った通り、我が強い3人なんでぐちゃぐちゃぐちゃと。俺がいなかったらもっとまとまんなかったんじゃないですか。完全に髙山さんはその役割で俺を入れたと思います。でしょ? みんな(記者陣が)頷いてる。
(髙山さんが見てる前での試合だった)
そうですね。なんかいい刺激、なんでもいいんですよ。ちっちゃい刺激でも何でもいいから髙山さんに刺激を与えて楽しんでもらって。また日々の活力にしてもらえればいいかななんて思うんで。本当に18、19のころから髙山さんに出会ってるんで、そのころからの。
(来年もあると思うんですけれども)
必要あれば、はいお願いします。まさにプロレスの力が見せられるじゃないですか。ありがとうございました。
KENTA(質問形式ではなく語り風で)

いや今日はね、久しぶりっていうか初めて…なんで今久しぶりって言っちゃったのかわかんないけど、まあ初めてこうやって髙山さんの大会に参加することができて、今までなかなかタイミング合わなくて参加することできなかったんですけど、まあ今日こうやって参加することができて、髙山さんがこう立ち向かってる姿みたいなのものを目の当たりにして、また僕らも、まあ来てる人ももちろんそうだし、たくさん感じることを。まあ勇気をもらったりとかもあったと思うし。髙山さんもしっかりね、大変後押しされたと思いました。まあそれとプラスアルファで、試合の中でなんかこう、しばらく、むか~し喧嘩してた恋人と仲直りしたような。そんなシーンもあったりして、まあなんかすごいいい1日でした。またね、次があればぜひ、タイミングがあえば参加したいと思います。ありがとうございました。















