大岩陵平「(清宮の)思いも込めて」“国内武者修行”からの頂点戴冠へ
IWGPヘビー級王座を懸けた10・12両国国技館大会で、王者・辻陽太に挑むG1 CLIMAX覇者・大岩陵平。前哨戦最後のリングで大岩が語ったのは、タイトル奪取への決意だけではなかった。新日本プロレスの看板を背負う責任、そして自身のプロレス人生に大きな影響を与えた清宮海斗への思い。さまざまな感情を胸に、頂点へと挑む。
「俺と辻、俺たち2人なら新日本見せれる」投票アンケートでは大岩応援が約8割
辻は10日の前哨戦を振り返り、大岩のスタイルを引き出しながら、その「引き出し」を偵察してきたと説明。だが、タイトルマッチでは話が違う。自らの引き出しの多さに自信を見せ、「両国、楽しみにしてるよ」と余裕を漂わせた。
対する大岩は、G1 CLIMAX優勝者としてIWGPヘビー級王座に挑戦する意味を、あらためて自分に問い直していた。
前哨戦ではウィル・オスプレイの登場に会場が沸き立った。その光景を目の当たりにした大岩は、「これをほんとは、俺がやらなくちゃいけない」と率直な悔しさを口にする。海外の大物選手が登場した瞬間の爆発力に、国内のトップ戦線を担う者として何を示すべきかを突きつけられたのだろう。
「俺と辻、俺たち2人なら、新日本プロレス見せれるだろ」
この言葉には、挑戦者として王者を倒すだけではなく、辻とともに新日本プロレスの現在地を示したいという意志がにじむ。オスプレイやMJFという世界的なスターが視線を集めるなか、日本人同士のタイトルマッチで観客を熱狂させる。その使命感こそ、大岩が両国決戦に持ち込もうとしているものだ。
当サイトが実施した272人参加の応援投票アンケートでは、大岩支持が約8割を占めた。ファンの期待を背負う形となったが、求められるのは支持率に見合う勝利だけではない。G1覇者として、そして次代の新日本を担う存在として、IWGPヘビー級王座を奪取することで自身の価値を証明できるかが問われる。
✦••••✦ IWGPヘビー級戦 ✦••••✦
新日本プロレス10・12両国国技館
[第89代王者]辻陽太
🆚
[挑戦者/G1覇者]大岩陵平#njkopw #カク投票\投票アンケート/
あなたの
📣応援選手(cheer)
🏆勝利予想(winner prediction)は?— KAKUTOLOG📶プロレス/ボクシング/MMA/格闘技カクトウログ (@kakutolog) October 6, 2026
もう一つ、見逃せないのが清宮海斗への言及だ。
辻が大岩を「清宮海斗のソウルメイト」と表現したことに対し、大岩は「俺、清宮海斗に負けてるの、2年以上前ッスよ」と反応。「そん時の情報なんて、なんもアテにならないッス」と、過去の関係性だけで語られることへの距離感を示した。
大岩にとって清宮は、単なる他団体の選手ではない。従来のプロレスラーが選んできた海外武者修行ではなく、清宮に誘われて国内の他団体で経験を積む道を選んだ大岩。その“国内武者修行”は、いまの大岩を形づくる重要なキャリアとなった。
だからこそ、清宮との関係を過去の対戦成績や肩書だけで整理するつもりはないのだろう。清宮がノアの『N-1 VICTORY』決勝で敗退したという直近の結果を受け止めながら、大岩は「その思いも込めて両国、立ちます」と語った。
自身の挑戦に、清宮の思いも重ねる。それは単なる友情の表明ではない。かつて自らを国内武者修行へと導いた存在への意識を胸に、新日本の頂点を目指すということだ。
海外での経験を経ずとも、国内で他団体の選手と交わることで自らの道を切り開いてきた大岩。その歩みがIWGPヘビー級王座戴冠という結果につながれば、従来の武者修行とは異なる成長の物語が、一つの答えを得ることになる。
「勝つのは当たり前」と言い切った大岩。272人の約8割が期待を寄せる挑戦者は、辻との日本人対決で新日本プロレスの未来を示し、清宮の思いも背負って頂点に立てるか。10・12両国は、大岩陵平の現在地と可能性を問う大一番となる。
(前哨戦10・10新潟・魚沼市堀之内体育館バックステージ)
辻「大岩、今日が前哨戦、最後だったな。何回も見返したいプロレス、それがスルメイカレスラーの真髄だってことらしいけど、俺は見返すんじゃなくて、しっかりとこのリングで、お前の味を確かめさせてもらってるからな。まあまあまあ、それなりには堪能させてもらったぜ。タイトルマッチじゃ、そうはいかねえ。前哨戦では、お前のスタイルをある程度引き出して、偵察するためにお前に付き合ってたが、タイトルマッチでは別だ。お前はどんな引き出しを持ってるんだ? 俺には引き出しがたくさんあるぜ。両国、楽しみにしてるよ」
大岩「(※蹲踞の姿勢で)盛り上がったな、オイ。俺が今やらなきゃいけないのは、『G1』チャンピオンとして、IWGPヘビー級王者・辻陽太と、オスプレイ以上にこの会場、盛り上げなきゃいけねえ。俺と辻、俺たち2人なら、新日本プロレス見せれるだろ。悔しかったな。(オスプレイの入場曲が)鳴った瞬間に、『ワーッ!』となって、そしてオスプレイ登場して、会場“ドッカーン!”ですよ。これをほんとは、俺がやらなくちゃいけない。(※フロアに腰を下ろして胡坐をかき)試合内容でも勝負したいし、もちろん次の両国、10月12日、勝つのは当たり前として、オスプレイにも、MJFにも、俺と辻陽太っていう新日本プロレスを見せなきゃいけない、と思ってます。
だから『G1』チャンピオンとして、IWGPに挑戦する意味、しっかり考えて、両国(のリング)に立ちます。それとちょっと遅れたけど、“清宮海斗のソウルメイト”ってどういうこと? 後楽園で言ってたでしょ、辻? でも俺、清宮海斗に負けてるの、2年以上前ッスよ。そん時の情報なんて、なんもアテにならないッス。清宮さんは『N-1』準優勝で終わってしまったけど、その思いも込めて両国、立ちます」
(全対戦カード)新日本プロレス KING OF PRO-WRESTLING 2026 10月12日(月祝)両国国技館
■新日本プロレス KING OF PRO-WRESTLING 2026
10月12日 (月・祝)14:30開場16:00開始
東京・両国国技館
<第1試合/タッグマッチ>
松本 達哉
後藤 洋央紀
(1/20)
永井 大貴
鷹木 信悟
<第2試合/6人タッグマッチ>
エル・デスペラード
タイチ
上村 優也
(1/20)
金丸 義信
高橋 裕二郎
SANADA
<第3試合/タッグマッチ>
ボルチン・オレッグ
エチセロ
(1/20)
ハートリー・ジャクソン
ザック・セイバーJr.
<第4試合/タッグマッチ>
矢野 通
KONOSUKE TAKESHITA
(1/30)
シュン・スカイウォーカー
成田 蓮
<第5試合/NEVER無差別級6人タッグ選手権試合>
[挑戦者組]ジェフ・コブ OSKAR Yuto-Ice
(1/60)
[第34代王者組]グレート-O-カーン HENARE ウィル・オスプレイ
※オスプレイ組が初防衛戦
<第6試合/NEVER無差別級選手権試合>
[第52代王者]ウルフアロン
(1/60)
[挑戦者]藤田晃生
※ウルフが初防衛戦
<第7試合/IWGP GLOBALヘビー級選手権試合>
[挑戦者]海野翔太
(1/60)
[第9代王者]ゲイブ・キッド
※ゲイブが2度目の防衛戦
<第8試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[第100代チャンピオン]YOH
(1/60)
[挑戦者]ロビー・イーグルス
※YOHが4度目の防衛戦
<第9試合/IWGPヘビー級選手権試合>
[第89代王者]辻陽太
(1/60)
[挑戦者/G1覇者]大岩陵平
※辻が2度目の防衛戦




















