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サーシャ・バクティン

山本KID徳郁が師と仰いだプロボクサー サーシャ・バクティン(31戦31勝 無冠の帝王)

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プロボクサーの長い道のり(プロテスト合格から世界まで)」で書いた記事の中で、「ボクシングは勝ち続けてもタイトル挑戦できない不条理な世界でもある」と書きました。その言葉で思いつくのが、 無冠の帝王と言われたサーシャ・バクティン (以下:サーシャ)です。

今回は、このサーシャについて書いてみたいと思います。
サーシャは協栄ジム、沖縄ワールドリングジムに所属していたロシア人ボクサーで、戦績や獲得タイトルは以下です。

サーシャ・バクティン

戦績

31戦31勝 無敗

獲得タイトル

  • 第60代日本バンタム級王座(防衛9=返上)
  • 第40代OPBF東洋太平洋バンタム級王座(防衛1=返上)
  • WBAインターナショナルスーパーバンタム級王座
  • IBO世界スーパーバンタム級王座

日本王座の防衛9回(バンタム)は現在のJBC(1945年~2018年)記録。しかし、戦績の中にボクシングの主要4団体 (WBA、WBC、IBF、WBO)の世界への挑戦はありません。

無冠の帝王

サーシャ・バクティン

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日本タイトル、東洋太平洋(OPBF)のタイトルを獲得しても、サーシャに世界戦の声はかかりませんでした。
当時のサーシャを知るボクシング関係者の声では「全盛期の長谷川穂積でも勝てなかったのでは?」や「全盛期のリゴンドーとなら面白い試合になる」など高い評価がされていました。

サーシャの世界戦に関する過去記事

2008年7月22日(ボクモバ)
当時、最強だった元WBC世界バンタム王者の長谷川穂積に対戦表明。メインに出場したサーシャ・バクティン(協栄)がWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)に挑戦状を突き付けた!!サーシャはこの日対戦した梶山を7RTKOで降し、リング上から世界挑戦を訴えた。

「WBA・WBCどちらでも。長谷川選手お願いします。頑張ります!!」と世界戦実現をホールのファンにアピールした。

2008年10月13日(日刊スポーツ)
WBC王者の長谷川穂積に対して「ファイトマネーがゼロでも戦いたい」と口にした。
来年に向けてWBAも含め、悲願の世界初挑戦を目指す。

 

サーシャは世界戦を熱望していたため、最終的にはジムを国内から国外(フランス)へ移籍しましたが、結局プロモーターの目には留まらず、無敗のまま引退することになります。

山本KID徳郁さんとの関係

日本人格闘家ランキング(中量級)ベスト5

山本KID徳郁(故人)さんと言えば、カクトウログで開催した「平成最強の格闘家ランキング(中軽量級)」でも1位になった日本格闘技界のパイオニアです。レスリング出身者ながら抜群の打撃センスを持っていたKIDさんは、サーシャを師と仰いでいました。

サーシャとKIDさんの過去の取材記事

2007年12月25日(日刊スポーツ)
ロシア人ボクサーのWBA世界バンタム級5位サーシャ・バクティン(26=協栄)に志願して弟子入りし、打撃テクニックを学んだことを明かした。

2007年12月24日ニュース記事(GBR)
ボクシング協栄ジムの元日本バンタム級王者サーシャ・バクティンとスパーリングをしたことも明かしたKID。
「7月に一度サーシャの試合を見たことがあって衝撃を受けた。“これはヤバイ”って」
「マススパーを一回やったけど、めちゃ早かった。足を使って重心を崩さないスタイルを学んだ」

今の時代、こんなボクサーが日本にいたら放置しているとは思えません(悲)また、今なら井上尚弥との試合も・・・。

 

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