ブシロードが新日本プロレス全株式を譲渡 テレビ朝日&サイバーA体制へ
27日、ブシロードが保有していた新日本プロレスの株式をテレビ朝日とサイバーエージェントに譲渡(株式取得は6月30日の予定)することを発表した。ブシロードは2012年2月から親会社となっていたが、約14年にわたり新日本プロレスを傘下とした。
取得は5億円、譲渡は36億円のブシロード。宣伝手法で新日本をV字回復させる
ユークスからの取得は5億円、テレビ朝日&サイバーエージェントへの譲渡は36億円。ブシロードは宣伝手法で新日本をV字回復させた。ブシロードなくして新日本プロレスなし。功績は大きい。
資金を投入し、ラッピング電車、駅広告をはじめとした流行を生む戦略を実行に移す。各種テレビ番組とのコラボ、メディア活用も盛んにした。
今回の譲渡理由については「映像資産の活用や配信プラットフォームを通じた多角的な収益化を目指す観点からは、かねてより新日本プロレスリングの主要株主であり、強固な放送・映像事業基盤を有するテレビ朝日、及び優れたデジタルメディア運営ノウハウを持つサイバーエージェントのもとで新日本プロレスリングの事業を展開することが、新日本プロレスリングの企業価値の映像・デジタル戦略を最大化させ、持続的な成長とさらなる企業価値向上を実現するための最善の選択であると判断」したとしている。
(譲渡前)
ブシロード 70.0%
テレビ朝日 22.7%
他
(譲渡後)
サイバーエージェント 46.3%
テレビ朝日 46.3%
他
※なお、テレビ朝日の連結子会社となる
3月には、スターダム株式が新日本からブシロードに譲渡(孫会社→子会社)されていた。関係者は今回の動きを予想していたところだった(女子プロレス団体スターダムはブシロードに残る)。
新日本というバトンは、日本有数の巨大メディア2社による共同体制に渡される。特に興味深いのは、テレビ朝日とサイバーエージェントが「ABEMA」で協業関係にあること。共同運営色の強いサービスが既に行われており、新日本プロレスというコンテンツの発展にもつながることが見込まれる。
なお、サイバーエージェントはDDT・ノアをはじめとするプロレス団体をサイバーファイトとして抱えている。新日本がどのような枠組みになるかは明かされておらず、既存配信手段の扱い、海外団体をはじめとする他団体との外交の在り方とともに注目される。IWGP女子王座などの、新日本とスターダムが連携したマットでのタイトルがどうなるかも今後の発表となりそうだ。















