棚橋弘至「外してくれたのは小林邦昭さん」 地上波で猪木パネル真相語る
オードリー(若林正恭、春日俊彰)がMCを務めるテレ東『あちこちオードリー』10日放映分に棚橋弘至が出演した。メディアでは明かされていることであるが、改めて棚橋が“新日本プロレス道場の壁から外されたアントニオ猪木パネル”について語った。
📺放送ありがとうございました🍶
番組を見逃した方はTVerで見逃し配信中!https://t.co/7XEH9Nsnet
番組公式LINEで、デジタル名言をゲット!https://t.co/O16v3sjAWu pic.twitter.com/JYld8UAVMF
— あちこちオードリー【水曜よる11:06テレビ東京系列】 (@AchikochiAudrey) December 10, 2025
若林正恭 猪木さんの道場のパネルを外そうって言ったのが棚橋さん?
棚橋弘至 ああ僕です。
若林 喋っても大丈夫ですか。
棚橋 大丈夫です、はい。当時、猪木さんがIGFという自分の団体を(やるようになって)。もう新日本をやめられて活動されてて。(新日本の)創設者ではあるんですけど、もう(別団体で)活動されてるんで『新日本の道場に飾られてるのも違うんじゃないですか』ということで。プロレス界では棚橋が外したことになってますけど、僕は『外した方がいいんじゃないですか』って言った“計画犯”なんですよ。『おおそうか』って(2007年に)外してくれたのは小林邦昭さん。“計画犯”と“実行犯”が別なんですよ。
若林 指示役だ。
ウルフアロン 共犯ですね。
棚橋 でもその外したパネルを戻したのも僕なんです。巡業から帰ってきて、道場の裏が清掃局(※)なんですけども、パッと清掃局の中を見たら猪木さんのパネルが出されたんですよ。エエッと思って、『これだけ持って帰っていいですか』って言って戻しといて、今また飾られている。
(※2019年10月、台風で多摩川が氾濫し、新日本道場に浸水。改修工事後、廃棄物に含まれて猪木パネルも間違って処分されそうになる)
時代とともに新しいプロレスをつくっていこうとする中で、棚橋は脱猪木路線を推進する。猪木パネル外しは、その象徴ともなった。棚橋は何年にもわたってブーイングを浴びたが、のちに「V字回復」と称えられる業績回復へと新日本プロレスを導いた。
一方で、このパネルの件について“実行犯”は「どうなんでしょうねえ」との言葉にとどめいている。ちょうど10日に当サイトで公開したインタビュー記事より。
[虎ハンターの美学 単行本(ソフトカバー) – 2025/10/21 小林 邦昭 (著), 鈴木健.txt (著)]
2025-12-10 闘魂に憧れ、逸材を導いた小林邦昭 『虎ハンターの美学』著者インタビュー
[https://kakutolog.info/wrestling/njpw/49235/]
鈴木健.txt あのときの小林さん、ちょっと困った顔をしたんですよね、僕が振ったときに。小林さん自身も、実際のところは自分が外したっていう情報が世の中に出てることはたぶん知ってるはずなんですよ。けど、自分の口からはそれを言わないっていうのが、まさに美意識、美学であって。
カクトウログ そう思います。
鈴木 これが事実だって周りが受け取ったんであれば、それはかまわないけれども、自分の口からはそれを言わないというふうにしたんですよね。僕はその「どうなんでしょうねえ」で十分だったんですよ。付随した話はしてくださっているんですが「はっきりさせてくれ」と僕は思わなかったんで。その言い回しがどういうふうに出るか…だったんですよ。そうしたらそういう言い回しで出たんで。「これこそまさに小林邦昭だな」と思って。
カク なるほど。
鈴木 それをそのあと棚橋さんに伝えたら、まあ喜んでましたね。「そういうふうに思ってくださっていたんだ」って(新日本プロレス道場を管理していた引退後の小林が、若き日の棚橋にとっての相談役にもなった)。
カク アントニオ猪木がIGFに出て、いわば新日本プロレスには泥をかけるというか、それがあったときに、むしろ棚橋弘至の方に肩入れしたわけですよね。
鈴木 そうなんです。それってなかなかできないじゃないですか。あそこまで心酔してるんですよ? ちょっとすごいですよね、それって。
アントニオ猪木に心酔しながらも棚橋弘至の方に肩入れした小林邦昭の美学。その一端が、永眠して1年3か月、著書発刊後2か月のタイミングで披露された。初代タイガーマスクとの抗争舞台でもあった地上波テレビが伝えたわけだが、虎ハンターは「よせよ」って感じで天国で笑っているかもしれない。















