内藤哲也「あなたたち次第じゃないの?」 N-1不参加の立場から宣戦布告
23日のプロレスリング・ノア、カルッツかわさき大会で内藤哲也が「あなたたち次第じゃないの?」と突きつける。リーグ戦「N-1 VICTORY」開幕を前に、内藤が出場選手へ燃料を投下した。
“10月両国動員数勝負”につづき「お客様の目を変えればいいんじゃないの?」発言
自らはN-1不参加の立場。それでも「ただの挑戦者決定トーナメント」にしてはいけないと、出場する選手たちに試合で価値を示すことを求めた。
23日、内藤はN-1について「提案通り、俺は不参加」と改めて明言。そのうえで「言ってみれば、このGHCヘビー級王座挑戦者決定戦みたいなトーナメントになってしまうけどさ」とつづけた。だが、そこで終わらない。「でも、それはエントリーしてるあなたたち次第じゃないの? あなたたちの試合でお客様の目を変えればいいんじゃないの? ただの挑戦者決定トーナメントじゃないんでしょ? 俺はそれを楽しみにしてるよ」。
団体の最強を決めるリーグ戦に、王者が参加するべきなのか。これはプロレス界でしばしば議論されるテーマだ。王者がリーグ戦に参加すれば「最強決定戦」としての意味合いは強まる。一方、王座を保持したまま別軸のリーグ戦を戦うことで、タイトル戦とは異なる価値を生み出すこともできる。
ここで思い出されるのが、新日本プロレス「G1 CLIMAX 36」だ。今年のG1では、大岩陵平がヘッドロックをフィニッシュに据えるという変化を見せた。リーグ戦の一試合一試合を通じて自身のプロレスを提示し、それが優勝決定戦という大舞台で開花した。
大岩と上村優也による決勝戦を含め、G1そのものに対する評価を押し上げる要素になったことは間違いない。そこには、単なる勝敗だけではなく、リーグ戦を通じたプロレスのクオリティそのものへの議論があった。これは、リーグ戦に王者が参加する・しないという議論とは別の次元だった。
内藤は、そもそもの「団体リーグ戦に王者が出るべきか」という議論を意識して発言しているだけなのか。それとも、この夏のG1が残した強烈な記憶が加味されているのか。それはわからない。
ただ、この夏のG1で帯びた熱を加えて開催される新日本プロレス10・12両国国技館大会には、IWGP世界ヘビー級王者とG1覇者の対戦が待っている。一方、ノアの10・25両国国技館大会ではGHCヘビー級王者とN-1覇者の対戦が予定される。2団体による「10月両国」の観客動員数勝負をすでに口にしている内藤の立場からすれば、N-1がどれだけ熱を生み出せるかは重要な意味を持つ。
N-1に出ない内藤が放った「あなたたち次第じゃないの?」。これは身勝手な発言のようでいて、プロレスの本質を揺さぶる宿題なのかもしれない。
(23日、ノア、カルッツかわさき大会バックステージ)
<第4試合・6人タッグマッチ>
内藤哲也 BUSHI ●スペル・クレイジー
7分42秒、開国 → 片エビ固め
丸藤正道 拳王 ◯AMAKUSA
内藤「このあと『N-1 VICTORY』が開幕するんでしょ。提案通り、俺は不参加。言ってみれば、このGHCヘビー級王座挑戦者決定戦みたいなトーナメントになってしまうけどさ。でも、それはエントリーしてるあなたたち次第じゃないの? あなたたちの試合でお客様の目を変えればいいんじゃないの? ただの挑戦者決定トーナメントじゃないんでしょ? 俺はそれを楽しみにしてるよ。なんか、この発言にちょっと反応してた某団体のチャンピオンがいた(※)けどね。いいじゃない。彼は俺を、 プロレスリング・ノアを意識してくれてるんでしょ? これはいいことじゃない。ぜひ、観客動員数っていう数字で勝負しようよ。じゃ、次は土曜日。俺のホームである広島・福山にあるビッグローズでまたお会いしましょう。アディオス」
※13日・東スポ記事で新日本プロレスIWGPヘビー王者・辻陽太「観客動員を比べるとか、回りくどいことはしないでいいんじゃないかな。(中略)王者である俺に挑戦状を叩きつけてくればいいんじゃないですか」。
拳王「おい! GHCヘビー級チャンピオン。ノアを一番の団体にしたい、その気持ちは本当にノアの所属選手としても嬉しい。だから10月の両国、観客動人数で勝負しましょう、それもいいだろう。だがな、おい! 今年のG1盛り上がったよな? それはなぜだかわかるか、あぁ? IWGPヘビー級チャンピオンが出場して、チャンピオンとしてリーグ戦を盛り上げたからだ! おい、GHCヘビー級チャンピオン、てめえの答えを聞きたい。リーグ戦に出ていろいろ物語をつくって両国臨んだ方が面白くないか? そして、GHCナショナルチャンピオンにも聞きたい。その方がノア、もっと面白くなるだろう! 9月のN-1、そして10月の両国、ノアをもっともっと輝かしいリングにしましょうよ、チャンピオンたち!!」

















