ロッシー小川代表「選手の力量が揃ったときもっといいものが」DSGP総括
20日に閉幕した、マリーゴールド年間最大リーグ戦『DREAM✴STAR GP 2026』。本命の青野未来と岩谷麻優が脱落、決勝トーナメントはビクトリア弓月と瀬戸レアの優勝決定戦で大きく沸いた。マリーゴールドのロッシー小川代表はどう見たのか——!?
(22日、水道橋デポマートでの「FOTO LIBRE86」発売記念「青野未来サイン会&2ショット撮影会」時に独自取材)
優勝決定戦に聖地沸騰「ファンが2人を後押ししてるからね。それが大事なところ」
カクトウログ 吉野さんがいらっしゃったときに、小川さんから「試合内容を充実させるには1人や2人の力じゃなくて、例えばまあWWEとかね、そういうところはね、試合の数だけかかわる人がいるし。そういう規模ではないにしても」との話がありました。“大会のつくりかた”っていうところで、これまでと違うことをしたいって思いがあったのでしょうか。
(参考:吉野正人「もっと上のステージに」 マリゴのクリエイティブスタッフに)
ロッシー小川代表 やっぱりね、“1人でやる”って限界はあるんで。かと言って彼も大阪在住なんで主要大会だけにはなってくる。それはそれでメリハリがついて、変わって来つつあるんじゃないかなと。ただ、選手の力量が揃ってないんで。選手全員の力量が揃ったときに、もっといいものができるんじゃないかという。
カク 吉野さん自体は誰かの紹介だったんですか。
小川 うん、麻優が『できる人がいる』と。もちろん前から知ってるんだけど、改めて会って。『じゃあ、やっていきましょう』っていう。
カク 岩谷選手が話をつないでくれたと。
小川 そう。もうかなり密にやりとりしてくれてるけど、彼の力は大きい。これからマリーゴールドがもっと上がっていくためには、大きい存在になってくるんじゃないかな。ただそれは、1人では時間的なものとか限られてるんで。
カク なるほど。
小川 マリーゴールドは旗揚げでいきなり注目を集めたところはあったけど、一部の選手が離れて、前からずっと言ってるんですけど、生え抜きが中心になったときが本当のスタートっていう。そこに向かってる。
カク その点では今回のDREAM✴STAR GP決勝の2人は、マリーゴールドのキャリアの方が長いわけですので、ちょっと近づいた感じはありますね。
小川 あの世代がね。
カク でも本当に、あの後楽園2日目(決勝トーナメント)の盛り上がりは奇跡的という。
小川 異常だよね。異常っていうか、俺はマリーゴールドはしか見てないから、他にもそういうのがあるのかもしれないけど。同じ人たちが来てんでしょ?
カク お客さんも多かったですしね。
<第9試合/優勝決定戦>
○ビクトリア弓月
21分24秒、クロスアーム・スープレックス・ホールド
●瀬戸レア

小川 浸透してんだよね、こうやった(レアが腕を固めた)だけで沸くっていう。ザックみたいだよね(ザック・セイバーJr.)。そういうふうに浸透するとテンションを上げて楽しんでいただける。
カク 順当に青野未来vs.岩谷麻優が実現していたときにあの盛り上がりがあっただろうかと。
小川 なんないでしょ。ファンが2人(弓月、レア)を後押ししてるからね。それが大事なところ。
2011年に「これからはプロレスをやってなさそうな細い子がスターになる」
小川 それに山﨑裕花が出てくるのは当然なんですよ。だってプロレスセンスがすごいんだから。
カク 新しい技もかなり出す選手です。
小川 うまいもん、プロレスが。もう最初からわかってやっているわけ。わからないでやってるんじゃなくて。プロレスの動きというものを。女子としては珍しいタイプ。(他選手は)そこに時間がかかってるからね。
カク この熱気を後楽園ホール大会、両国国技館大会にどうつないでいくかが問われます。
小川 今週中には決めていきたいですね。ただ交渉中のものもあるので。
カク 試合構成がどう整うかに寄りますが、いまの3人の王者が交わることもあるんですか。
小川 ある。両国とか大田区がないとラクなところはあるけど、後楽園を毎月というだけではモチベーションがね、つづかない。
カク 岩谷選手の自伝『岩谷麻優 フェーズ2。』の中で大川さん(大川昇カメラマン)が明かしていましたが、スターダム後楽園初開催(2011年)の時期に、小川さんが「これからはこの2人(星輝ありさ、岩谷麻優)みたいにプロレスをやってなさそうな細い子がスターになる」っておっしゃったと。
小川 それは、当時の世相で言うとAKBの時代だったのね(AKB48の「社会現象」と呼べる全盛期は2010〜2013年ごろ)。AKBみたいな子がこれからの女子プロレスラーになって来るっていうのを、麻優とありさを見て感じた。俺はね。
カク そうでしたか。
小川 スターが交代しながらつづいていくAKBをイメージして、スターダムもそうしたかった。ところがAKBみたいにどんどん人が入って来るんじゃなくて、世IV虎(現・世志琥)事件があってどんどん抜けちゃったんですよ。そしたら次はももクロだと思ったの(ももいろクローバーZは2011〜2014年ごろが最大のブレイク期)。イオ(紫雷イオ)と麻優とカイリ(宝城カイリ)がももクロなんですよ。この3人のドラマをつくっていかなきゃと。そう変えたんです。
カク ではアイドル界にインスパイアされながら。
小川 そうそうそうそうそう。
マリーゴールド10月の後楽園ホール&両国国技館日程
■マリーゴールド BATTLE HEART2026
日時:10月10日(土)11:30
会場:東京・後楽園ホール
■マリーゴールド GRAND DESTINY 2026
日時:10月24日(土)14:30
会場:東京・両国国技館






















